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習近平国家主席、中国中央銀行へ:20年間の中断を経て国債取引を再開。

香港の英字新聞「SCMP(South China Morning Post/サウス・チャイナ・モーニング・ポスト/南华早报/南華早報)」の上海支局のマンディ・ズー(Mandy Zuo)と北京支局のフランク・タン(Frank Tang)は、中国の最高国家主席習近平(习近平/President Xi Jinping)は、中国の金融幹部らに対し、積極的な金融政策ツールキットには経済に流動性を注入する物議を醸す手段を含める必要があると語った。
エコノミストは、PBOC(People's Bank of China/人民銀行/中央銀行)が何年も国債を購入していないのは、金融当局が大規模刺激策に対する市場の憶測を煽りたくないためだと述べた。

中国の最高国家主席習近平(习近平/President Xi Jinping)

中国人民銀行が、習近平国家主席から新たに公表された指示に従い、20年以上使用していなかった物議をかもしている金融政策手段を取り出すのは時間の問題とみられる。

世界第2位の経済大国が世界的な金融超大国を目指して成長を促進する重要な岐路にある中、新しい本は2012年後半まで遡り、金融に関する習主席の考えの一部を詳述している。

特に注目に値するのは、10月30日に開催された中国の10年に2回の中央金融工作会議で習主席が金融幹部らに述べたコメントである。

「金融政策のツールボックスを充実させる必要がある。」と、習近平の財政活動に関する演説の抜粋にはこう書かれている。。「中国人民銀行は公開市場操作における国債の取引を段階的に増加させなければならない。」

ドナルド・トランプ(Donald Trump)を支持した元中国貿易当局者、世界貿易を「解体」したとして米国を非難した。

2024年03月27日

龍永図(Former Chinese trade official Long Yongtu)


元中国貿易当局者の龍永図(Former Chinese trade official Long Yongtu)は2024年03月26日火曜日に、ボアオ・アジアフォーラム(Boao Forum for Asia on Tuesday)で講演した。龍永図は、ワシントンが構築に貢献した貿易システムを「解体」していると非難した。
人民銀行に国債の買い増しを指示するのは中国では異例かつ予想外の措置だ。

情報筋によると、これが最後に起こったのは21世紀初頭頃だという。
その後、中央銀行が市場に流動性を注入しようとしたとき、再貸し出しツールに依存し始め、預金準備率を引き下げ、商業銀行が準備金として保持しなければならない現金の量を減らし、長期流動性として多額の資金を市場に放出した。

習主席の指示から5カ月が経過したが、公開市場操作で人民銀行が国債買い入れをまだ開始していないことが公的記録に示されている。

この慣行自体が物議を醸していると考えられている。なぜなら、それが財政の収益化と、パンデミック発生以来米国が講じた前例のない量的緩和策への道を開いたいわゆるMMT(Modern Monetary Theory/現代貨幣理論)に対する懸念の炎を煽るからである。

MMTは、政府が緊急時にお金が必要な場合、経済が商品やサービスを大量に生産できる限り、自由にお金を印刷できると主張している。

中国は、あまりにも保守的になりすぎ、海外で稼ぎ出す中国人を利用してこなかった。

例えば、仮想財産でも、稼いでいるのは中国人である。

彼らに税金を納めさせ、その代わり、保護するという考えもある。あれを中国政府がコントロールすると、世界経済が変わる。

アメリカが一番恐れているのは、それである。

もしそれが実現すると、すでに走り出しているインド、米国、ロシア、中国の熾烈な競争になり、世界経済は動き出す。戦争どころではなくなる。

https://www.scmp.com/economy/china-economy/article/3256967/xi-jinping-chinas-central-bank-restart-treasury-bond-trade-after-2-decade-hiatus

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