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インフレで、ドイツの食べ物はこれほどまでに高価になった。

ドイツのインフォグラフィクスを紹介しているハンブルク(Stadt Hamburg)にあるStatista GmbHのデータ・ジャーナリスト(data Journalist)でSenior Datenredakteur(シニアデータ編集者)のマティアス・ヤンソン(Matthias Janson)の報告として2022年04月20日に、COVID-19のパンデミックやウクライナ戦争は、世界的に生産とサプライチェーンを混乱させ、インフレを促進している。

その結果のひとつが、食料価格の上昇である。連邦統計局(Statistischen Bundesamts)のデータに基づくStatistaの計算が示すように、ドイツ人が好む多くの料理の材料は、前年と比較して著しく高価になっている。
特に、トマト、肉、小麦粉、ケーキやクッキーのような焼き菓子などがそうである。

https://time-az.com/main/detail/76695

このような展開には、原材料だけではなく、他の要因も絡んでいる。例えば、エネルギーや肥料のコストが上がっている。また、人手不足と最低賃金により、人件費が割高になっている。

昨年半ばから上昇し始めた食料価格は、毎月のように上昇を続けている。2022年03月、ディスカウントストアのアルディ(Discounter Aldi )が新たな値上げを開始した。


消費者センター(Verbraucherzentrale/消費者物価指数センター)によると、値上げは少なくとも部分的には証券取引所での投機に基づいているとのことである。証券取引所で投機されるのは主に石油やガスなどのエネルギー原料だが、希少価値の高い食料品も、変動幅は小さいものの、投機対象となる。そのため、消費者団体は、政治家やカルテル庁が、商社や一部の食品メーカーが自らの利益向上のためにこの状況を利用した場合には、批判的な見方をするよう呼びかけている。

日本では、食料品貿易商社大手の神戸物産が踏ん張っている。

でも、いずれ値上がりが始まる。

とくに小麦粉は、直接パンの値上がりにつながる。
神戸物産の直販店業務スーパーの食パンは、私の小学生時代の同級生が頑張っている。
しかし、すでに値上がりが始まっている。
オートミールは、輸入先を増やして、値上げを抑えている。

このような時、業務スーパーを見るだけで世界の情勢がわかる。

そろそろ、業務スーパーから見た日本の消費者物価指数の本でも書くかと考えている。

店で唸っていると、怪訝そうに見る人もいる。

シリアから逃げ出したクルド人の生活を支えたのは、神戸物産が作らせて輸入した冷凍ほうれん草であった。

世界平和のために、頑張れ神戸物産〜!

仙川の食料品貿易商社カルディも頑張っている。

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