イランの大統領と外相を乗せたヘリコプターの墜落で死亡と、イラン国営テレビが報じた。

米国のWSJ(Wall Street Journal/ウォールストリート・ジャーナル)(電子版)は2024年05月19日に、イラン国営メディアは、救助隊員が山岳地帯の墜落現場に到着後、トップ外交官エブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi/1960 - 2024)が死亡したと発表したと報告した。

国営プレスTV(state-run Press TV)によると、イランのエブラヒム・ライシ大統領は2024年05月19日日曜日に、ヘリコプターの墜落で死亡し、イランが米国とイスラエルと戦う武装民兵組織を通じて地域支配を狙う中、最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師(Supreme Leader Ayatollah Ali Khamenei)の長年の盟友を奪われた。

エブラヒム・ライシの死は、国営テレビが彼とホセイン・アミール・アブドラヒアン外相(Foreign Minister Hossein Amir-Abdollahian)を乗せたヘリコプターがイラン北西部に「困難な着陸」をしたと報じた後、月曜早朝に発表された。 他の乗客数名も死亡した。

北イランには、地磁気が狂う場所があると聞いたことがある。

AP通信はUAEドバイ(DUBAI, United Arab Emirates)支局からとしてジョン・ガンブレル(Jon Gambrell)は、イラン国営メディアの報道によると、イランのエブラヒム・ライシ大統領や外相らは2024年05月20日月曜日、ヘリコプターが同国北西部の霧深い山岳地帯に墜落した数時間後に死亡しているのが発見された。 ライシさんは63歳だったと報告した。

この事故は、中東がイスラエル・ハマス戦争によって依然として不安定な状況下で起きたもので、この戦争ではつい先月、最高指導者ハメネイ師率いるライシがイスラエルに対して前例のない無人機とミサイルによる攻撃を開始した。ライシ政権下でイランはウラン濃縮をこれまで以上に兵器級レベルに近づけ、イラン戦争のためにロシアと地域全域の武装民兵組織に爆弾を搭載した無人機も供給したことで西側諸国との緊張がさらに高まった。

一方、イランは低迷する経済と女性の権利をめぐり、シーア派神政(Shiite theocracy)に対する長年にわたる大規模な抗議活動に直面しており、イランと国の将来にとって今がより敏感な時期となっている。

国営テレビは、イランの東アゼルバイジャン州で起きた衝突事故の直接の原因については明らかにしていない。

死者の中にはイランのホセイン・アミラブドラヒアン外務大臣(Foreign Minister Hossein Amirabdollahian/60)も含まれていた。ヘリコプターにはイラン東アゼルバイジャン州の知事や他の役人、ボディーガードも乗っていたと国営IRNA通信が報じた。

いろいろな情報が、錯綜している。

法務通信社(Moj News Agency)が提供したこの写真では、2024年5月19日日曜日、イラン北西部ヴァルザガーン(Varzaghan)でイラン大統領エブラヒム・ライシを乗せたヘリコプターが墜落した現場付近で救助チームが見られた。（アジン・ハギギ、法務通信社、AP経由）

IRNA(Islamic Republic News Agency/イスラム共和国通信社)が提供したこの写真では、ライシ大統領とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ(Ilham Aliyev)大統領がイランのアゼルバイジャンにあるキズ・カラシ(Qiz Qalasi)、つまり少女の城(Castel of Girl)のダムを完成させた後、イランのエブラヒム・ライシ大統領を乗せたヘリコプターがアゼルバイジャンとのイラン国境を離陸している。2024年05月19日日曜日(Ali Hamed Haghdoust/IRNA via AP)

イスラム共和国通信社、IRNAが提供したこの写真では、ライシ大統領とアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領がイランのアゼルバイジャンにあるキズ・カラシ、つまり少女の城のダムを完成させた後、イランのエブラヒム・ライシ大統領を乗せたヘリコプターがアゼルバイジャンとのイラン国境を離陸している。2024年05月19日日曜日 (Ali Hamed Haghdoust/IRNA via AP)

月曜早朝、トルコ当局は「ヘリコプターの残骸と思われる」荒野での火災のような様子を映したドローン映像とされる映像を公開した。

映像に記載されている座標によると、火災はアゼルバイジャンとイランの国境から南に約20km(12マイル)離れた急峻な山の中腹で発生した。

月曜初めにIRNAが公開した映像には、同局が墜落現場と称する場所が、緑の山脈の急峻な谷を越えたところに映っていた。 地元のアゼルバイジャン語で話す兵士たちは、「そこにある、我々は見つけた」と語った。

確定できないが、ほぼ墜落場所に近い緯度と経度。
38°48'23.8"N 46°42'04.5"E
または、
38.806608, 46.701253

https://www.wsj.com/world/middle-east/helicopter-carrying-irans-president-makes-difficult-landing-d51329d7?mod=itp_wsj,djemITP_h
https://apnews.com/article/iran-president-ebrahim-raisi-426c6f4ae2dd1f0801c73875bb696f48
https://www.britannica.com/biography/Ebrahim-Raisi
https://nypost.com/2024/05/19/world-news/no-sign-of-life-as-crews-reach-mangled-helicopter-that-was-carrying-iranian-president-ebrahim-raisi/
https://www.scmp.com/news/world/middle-east/article/3263301/iran-president-raisis-helicopter-found-situation-not-good