ロシア47年ぶりの月面着陸ミッション失敗！

2023年8月20日 19:28

CNNは2023年08月20日に、ウリアナ・パブロワ(Uliana Pavlova)とアレックス・スタンボー(Alex Stambaugh)は、ロシア国営メディア『タス通信(TASS)』は、ロシアの宇宙機関『ロスコスモス(Roscosmos)』の報道を引用し、ロシアの宇宙船『ルナ25号(Luna-25)』が、通信が途絶えた後に月面に衝突したと報じたと報告した。

この宇宙船は、ロシアにとって47年ぶりの月面着陸ミッションとなる予定だった。

予備計算によると、ルナ25号は衝突の前に「設計外の軌道に切り替わった」とタス通信は報じた。

国営メディアは、特別に編成された部局間委員会が「ルナ25号」の損失の理由を調査すると付け加えた。

「ロスコスモス」によれば、宇宙船が着陸前の軌道に入ろうとして「緊急事態」を報告した翌日のニュースである。

「操作中、自動ステーションで緊急事態が発生し、指定されたパラメータでマヌーバ(maneuver)を実行することができなかった」とロスコスモスは土曜日のテレグラム投稿で述べた。

最後の月着陸船「ルナ24号」は、1976年8月18日に月面に着陸した。

「ルナ25号」は2023年08月10日にロシアのアムール州にあるボストーチヌイ宇宙基地(the Vostochny Cosmodrome in Russia’s Amur Oblast)から打ち上げられ、月への迅速な旅に出発した。

「ルナ25号」の軌道は、7月中旬に打ち上げられたインドの月着陸船チャンドラヤーン3号(Chandrayaan-3 lunar lander)を上回り、月面に到達することを可能にした。

NASAのカリフォルニア州パサディナにあるJPL研究所(Jet Propulsion Laboratory in Pasadena, Calif.)が公開している「NASA's Jet Propulsion Laboratory Day in Review」は2023年08月17日に、NASAの月探査機「ルナ・トレイルブレイザー(Lunar Trailblazer)」は、月の水探査の最終ペイロードを取得したと報告した。