ブラックロックが、JPモルガンとの連携で、資産の「トークン化」前進。

Forbes JAPANは2023年10月19日に、先週は世界最大のファンドマネージャーであり、伝統的な金融の重鎮であるブラックロック(BlackRock)のビットコイン現物ETFがSEC(Securities and Exchange Commission/証券取引委員会)に承認されたとの誤報が流れたことで、ビットコインやその他の暗号資産は乱高下したが、ブラックロックは、JPモルガン(JPMorgan)が立ち上げたブロックチェーン基盤の担保決済システムの最初の顧客となったことでも注目されている。

コインデスク(CoinDesk)は2023年10月11日に、ブラックロックのMMF(Money Market Funds/マネー・マーケット・ファンド)の1つが、JPモルガンのイーサリアム(Ethereum)ベースのOnyxブロックチェーンを用いてデジタルトークン化され、デリバティブの店頭取引の担保として、イギリス金融大手バークレイズ(Barclays)に送信されたと報じた。

ビットコインと暗号資産のブロックチェーン技術によって、伝統的な資産を公開台帳上で「トークン化」することが可能になり、株式や債券、不動産などのあらゆる資産の移転が、より安価で簡単になる可能性がある。

ブラックロックのCEOラリー・フィンク(BlackRock chief executive Larry Fink)は2022年、この技術が「非常に重要なものだ」と述べ、株主への年次書簡で「デジタル資産分野で非常に興味深い展開が起きている。」と記していた。

ラリー・フィンクはまた、暗号資産取引所のFTXの破綻を受けて、現在の暗号資産関連の大手企業の多くが「長くは続かない」と予測し、ウォール街の大手がこの分野の資産の管理を引き継ぐ可能性を示唆していた。

それ以降、フィンクはビットコインと暗号資産がウォール街に受け入れられ、米ドルを含む伝統的な通貨を「超越」することを期待すると述べている。

「重要なことは、暗号資産は非常に国際的であるため、すべての国の通貨を超越するということだ」と彼は発言した。

フィンクは以前、ビットコインは「マネーロンダリングの指標」に過ぎないと発言したが、現在はその意見を大きく転換させ、ビットコインと暗号資産が「金融に革命を起こす」可能性があると述べている。

アメリカ人は、このように考えを大きく転換する時は、ほとんどが知らないで、喋っていて、知った瞬間起こる。

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https://forbesjapan.com/articles/detail/66780
https://www.forbes.com/sites/digital-assets/2023/10/17/blackrock-and-jpmorgan-are-quietly-are-quietly-laying-the-groundwork-for-the-next-bitcoin-ethereum-xrp-and-crypto-price-bull-run/?sh=514182d05b93
https://biz.crast.net/blackrock-and-jpmorgan-are-quietly-laying-the-groundwork-for-the-next-bitcoin-ethereum-xrp-and-crypto-price-bull-runs/