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イギリスの医療用ロボットのCMR、US$1.7億調達。

ヨーロッパ経済ニュースEUROPE NNAは2023年09月21日に、医療用ロボットを手がけるイギリスのケンブリッジに拠点を置く新興企業CMRサージカル(CMR Surgical)は2023年09月20日に、既存の投資家からUS$1億6,500万を調達したと発表したと報告した。

2021年06月29日にUS$6億を集めて以来の資金調達となる。

評価額は当時のUS$30億から変化はない。

今回の資金調達は、既存投資家の強い要望により当初の予定から規模を倍増させた。

香港の医療分野専門の投資会社アライ・ブリッジ・グループ(Ally Bridge Group)、ソフトバンク・グループのSVF2(SoftBank Vision Fund 2/ソフトバンク・ビジョン・ファンド2)、ベンチャーキャピタルのケンブリッジ・イノベーション・キャピタル(Cambridge Innovation Capital)、中国のインターネットサービス大手騰訊(Tencent/テンセント)など、主要な既存投資家が応じた。

CMRは、調達した資金を製品の技術革新や既存市場での事業拡大、新規市場の開拓に充てる方針を示していると言う。

CMRは2019年、手術用ロボットシステム「バーシアス(Versius)」を発売した。
同システムは20カ国以上で140台超の納入実績があり、これまでに1万5,000件を超える手術で使用されている。
手術の症例は結腸切除やヘルニア修復、子宮摘出など、七つの外科専門分野で130種類に上る。

手術用ロボット分野では、米国のインテュイティブ・サージカル(Intuitive Surgical)が市場シェア8割と圧倒的な強さを誇る。CMRはこれについて、現在の市場規模はUS$70億以上で、さらに年間15%超の成長を続けていると指摘した。ロボットを使った手術はまだ全体の3~4%にとどまっており、今後に大きな市場機会があるとしている。

ソフトバンク・グループの名前が出た瞬間、危険性を感じたが、これは硬いと言える。

https://europe.nna.jp/news/show/2569189
https://www.proactiveinvestors.co.uk/companies/news/1027107/softbank-and-tencent-invest-in-uk-surgical-robot-developer-cmr-1027107.html
https://www.ft.com/content/455283ef-f8a2-4ea1-aec1-0a583365fb26
https://www.uktech.news/medtech/cmr-surgical-funding-20230920
https://cmrsurgical.com/news/cmr-closes-series-d-fundraise
https://www.bioworld.com/articles/701021-cmr-surgical-rakes-in-165m-to-hit-1b-in-funding
https://siliconcanals.com/crowdfunding/cmr-surgical-raises-600m/
https://www.scmp.com/business/companies/article/3143373/uk-robotics-start-cmr-surgical-eyes-hong-kong-launch-pad-its

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