「G7」とともに、米国は、中国とロシアで嵐を呼び始めた。

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米国の新聞「ブルームバーグ(Bloomberg)」は2021年06月12日に、アントニー・ブリンケン(Antony Blinken)米国務長官は2021年06月11日に、中国外交トップの楊潔篪共産党政治局員(Yang Jiechi, a member of the Communist Party Political Bureau, the top diplomat in China)と電話会談を行い、新型コロナウイルスの発生源を巡る専門家主導の新たな調査を認めるよう求めた。

一方、楊氏は武漢の研究所からウイルスが流出したという説を不条理だと一蹴した。双方の声明などで明らかになった。

https://time-az.com/main/detail/74584

米国国務省の声明によると、アントニー・ブリンケン長官は「WHO(World Health Organization/世界保健機関))が中国で2度目の専門家調査を行う必要性を含め、ウイルスの起源に関する協力と透明性の重要性」を強調した。
これに対し楊氏は、中国側も協力は支持するが、中国を中傷しようとするような行為は容認しないと応じたと、中国の国営テレビ局「中国中央電視台(中国中央电视台/CCTV/China Central Television/中国中央テレビ)」国営中央テレビが報じたと伝えている。

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両氏が言葉を交わしたのは、2021年03月に米国のアラスカ州で行われた対面での会談以来。同会談で両氏は、テレビカメラの前で非難の応酬を繰り広げた。

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今回の電話会談で楊氏は、米中関係を正しい方向に戻すよう米国側に促し、対話と協力が米中関係の規範であるべきだと訴えた。

また楊氏は米国側に対し、台湾に関連する問題については慎重に取り扱うよう求め、米国が人権問題を利用して他国の内政に干渉すべきではないと述べた。

米国国務省によると、アントニー・ブリンケン長官は朝鮮半島の非核化に向けた米中の協力なども呼び掛けた。また両氏は「イランやミャンマー、気候問題など共通のグローバルな課題」についても意見交換したという。

ボクシングで言うジャブであり、これが少しずつ、前に進む。

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CNNは2021年06月11日に、米国のジョー・バイデン大統領(President Joe Biden)は、ロシアのウラジミール・プチン大統領(Russian President Vladimir Putin)との民主主義と独裁主義の対談準備に入っていると報告した。

G7とともに、嵐が吹きはじまた。


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