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おおとろが読んだオススメ記事まとめ

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心に響いた、素敵なクリエイターさんたちの素晴らしい記事をまとめています。
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#コーヒー

1杯のコーヒーから何円が生産者に渡っているのか、解説。

コーヒー1杯の値段のうち、生産地の農家さんにはいくら渡っているのでしょうか。 自家焙煎のコーヒー屋さんを経営して、エチオピアやインドネシアの生産地で買付けも行ってきた僕が、実際の内訳をまとめてみようと思います。 図にまとめるとざっくりこんな感じ。 これは、超美味しいコーヒー豆での値段。流通の大半を占めてる大量生産のコーヒーはもっと安く、この半分くらいの価格だったりするかもしれません。 あくまでわかりやすくしたざっくり価格です。本当はもっと細かい経費や、コーヒーによって

バリスタが教える、おいしいアイスコーヒーの3つのつくり方!

夏だ、アイスコーヒーの季節がやってきた! お店で飲むような美味しいアイスコーヒーをおうちでも楽しみたいですよね。 今回は、アイスコーヒーのレシピから味の調整まで、3つのやり方でまとめてみました!好みのやり方で試してみてください。 3つのつくり方アイスコーヒーをつくるには実は3つの方法があります。 1つ目が「急冷式」。氷を敷き詰めた容器に濃いドリップを落とす方法で、氷が溶けて薄まってちょうどいい濃さになる仕組みです。 急冷式は、濃いドリップをするために、粉を多く消費し

コロナがきてもコーヒーを伝え続ける。

過去最大の逆風が飲食店経営に吹いている今、僕たちが信じる美味しいコーヒーを伝え続けるために何を考えてどんなことをしているか、遡って書いてみたいと思います。 [思い]美味しいコーヒーを広めたくてはじめた店舗僕は大学に入ってすぐ、チェーン店のカフェでアルバイトをはじめました。その時は苦いコーヒーが苦手で、ブラックでは飲めずミルク入りのラテを好んで飲んでいました。 「この苦味がわかると大人なのかな」と思いながらもカフェは好きだったので、いろんなコーヒー屋さんを回っていました。そ

ダイレクトトレードを知ろう。エチオピアのコーヒー流通の事例。

ダイレクトトレード、直接取引とは、中間業者なしに直接生産者から買い付けをすること。 生産者にとって良さそうな取り組みのイメージだが、どんないいことがあるのだろうか?コーヒーを例に紹介してみる。 前回、シングルオリジンについての記事も書いたので、合わせてぜひ。 ダイレクトトレードの意義ダイレクトトレードの大事なポイントは、生産者に直接お金が渡り、生産者からストレートに商品と情報が届くこと。本当にこれに尽きる。 様々な中間業者を介すると、商品の品質管理やロット分けも不安定

おすすめのコーヒー器具まとめ

こんにちは、川野優馬です。 「おうち時間」も増えてきた今こそ、美味しいコーヒーを家で楽しむチャンスなので、今日はコーヒー屋である僕がおすすめするコーヒー器具をご紹介します。 家でのコーヒータイム、まずは形から入ってしまいましょう!! *LIGHT UP COFFEEからコーヒー器具をまとめた「ドリップスターターセット」も販売中です! ドリッパーコーヒーをドリップする部分。基本的におすすめはこの2つ。 どちらも対照的な形で、ムラなくコーヒーを抽出できて最高です。 上

[図解]コーヒーの商流を解説

こんにちは。川野優馬です。 今日はコーヒーの商流を解説します。 どんな人・会社が関わって、どんな流れで売られていくのか、スペシャルティコーヒーの流通を図にして紹介していこうと思います。 図にするとこんな感じ。それぞれの状態での価格も大体の数字で書いてみた。これはスペシャルティコーヒーの例なので、大量生産のコモディティコーヒーは少し違う部分もあるかもしれないのであくまで参考程度に。 1. 農園→精製所コーヒー農園で収穫したコーヒーチェリーは、種を取り出して乾かすための精

LIGHT UP COFFEEの味づくり

コーヒーの味づくり。お店ごとにいろんなアプローチがあるよね。 今日は僕がLIGHT UP COFFEEで考えているコーヒーの味のアプローチについてお話ししてみようと思う。 僕が目指したいコーヒー「非日常的に美味しいのに、日常的に馴染むコーヒー」 こんなコーヒー体験を僕は一番届けたい。 豆ごとの個性があって、いろんなフルーツの味がして楽しいけど、バランスよくて冷めても甘くて、最後の一口飲んで明日も飲みたいって思えるコーヒー。 個性のトゲと、バランスの丸さ。 ある意味

[完全版]バリスタが教えるドリップコーヒーの美味しい淹れ方

美味しいドリップコーヒーの淹れ方を全部ここにまとめました! 味の好みは人それぞれで、あくまで浅煎りのフルーティなコーヒーが好きな僕の淹れ方です。 調整の仕方とか、安定した味にするために考えてることを参考にしてもらえたら嬉しいです。 前提として、美味しいコーヒー豆、好きなコーヒー豆を使いましょう!!! YouTubeの動画でもわかりやすく紹介してるので、よかったら見てみてください。 用意するもの器具についてはまた別の記事を作ろうかと思ってるけど、基本的に100均のドリ

ヨーロッパで40日間コーヒーを飲み歩いた話

ちょっと昔の旅日記。 コーヒーのおもしろさにまさに取り憑かれ始めた大学3年の夏、僕は友達2人と一緒にヨーロッパにコーヒーを飲みに旅に出た。 ノルウェーから東京に出店したFuglenでフルーティなコーヒーに感動して、北欧でコーヒーを飲んでみたい...と、いてもたってもいられなくなって、バリスタ・焙煎世界チャンピオンがいるオスロを目的地の1つに、まわりのコーヒーがおいしい都市をひたすら調べ上げた。 ローマ🇮🇹→パリ🇫🇷→ロンドン🇬🇧→オスロ🇳🇴→コペンハーゲン🇩🇰→ストック