僕はオムライスが好きだ。学生の頃にちょっとだけオムライス屋のホールをやっていたのは少なからず関係があるだろう。そのお店は、ホールの制服は女の子は白いブラウスに赤いギンガムチェックのフリルのついた制服で、それを着たいためにバイトで働いている子も多かった。入ってくる女の子は例えると高校のクラスの中でも少なくとも2,3番目くらいには可愛いと言われそうな子達ばかりだった。ちなみに私は男子校出身であるので、この表現は適切でないかもしれない。 ちなみにオムライス屋で働くと片手で卵を破れ
ananに連載されたショートエッセイの文庫本。ananに連載されただけあり、世代関係なく読みやすい。小説よりか等身大で親しみやすい作品の数々。村上作品で共通してることとしては、文章自体は平易な日本語でわかりやすくかかれていること（物語は難解かもしれないが）。だからこそ、読み進めやすく、いつも心地よい。絶妙な表現が散見され、わからない例えが出てくるとついつい調べてしまう。奄美の黒兎とボウリング・ボール、バターを温かいナイフで切るみたいに、という表現が個人的には好きだった。それに
ネタバレありです。 厳しい言い方になるが、いじめはよくない、やめようという一見、正論のような言葉だけでは何も収集がつかない。百瀬の発言はとても印象的で、加害者の立場の一つの意見としてこの世の中の縮図をよく表しているように思えた。いじめ、というまでに発展しなくても、人間、誰しも誰かを標的にする、標的にされる、という経験はあると思う。仲のの良いグループ内でも仲間はずれにされる、誰かを仲間はずれにする、くらいのことは。そこでいちいち罪悪感を感じる人も少ないだろうし、誰でもどちらの
文章を書くということ。 元々、何かを自己表現する、文章を書くということは苦手であった。 本は読むのは好きだけれど、自分で何かを書こうと思うことはあまりなかった。 書いてみないと始まらないと思いつつ、何を書けばいいかわからない。 試しに書いてみるけれども、後で読み返して恥ずかしくなり消してしまう。 日々考えていることを思いにしたいけれども、考えていることを人に共有して読んでもらって、読んでよかったと思えるほど深いことを考えていない気がする。 村上春樹の本を読んでいて、グッとく
