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5つの母音「ア、イ、ウ、エ、オ」

さて、皆さんは会話をする時や歌を歌う時に母音を意識しているでしょうか?
日本語では母音が5つだけです。母音と子音の組み合わせで50音を発音します。
だいたいの方は小学校に上がる前くらいにあ行、か行、さ行、た行、な行、は行、ま行、や行、ら行、わ行からなる50音表を見た記憶があると思います。
他にも濁音、半濁音、長音、促音、撥音、拗音、などがあり、なんと発音の数は100以上あります。
例外として「ん」は50音の中の1つですが、わ行に含まれたり、最近ではわ行の次に単独で「ん」が表記されていいる50音表もあります。

ぼくは、日本語って世界一難しいと考えています。何故なら平仮名、片仮名、漢字、外来語があり、表現が多いからです。
ぼくが日本語の表現の難しさを痛感するのは歌詞を書いてる時です。

愛してる
あいしてる
アイシテル
☆A☆I☆SHI☆TE☆RU☆

どうでしょう、表記に伝わり方が違うと感じませんか??1番下の表現なんてふざけてる感満載ですよね。ビーチでタオル回しそうです。
例えば「愛シテル」漢字と片仮名の組み合わせでも印象が変わります。
一例ですが、この他にも沢山あるので、探してみてください。歌詞の書き方も捉え方も変わりますよ。

5つの母音「ア、イ、ウ、エ、オ」に戻りましょう。
日本語の母音を発音する事において、口の形と舌の位置が重要になります。そこで意識して欲しいのがこの言葉です。

『ぼいんさんかくけい【母音三角形】』
母音を、発音するときの舌の位置の前後、口の開きの広狭など調音上の違いによって分類し、逆三角形の頂点や各辺上に位置づけて図示したもの。
※大辞林 第三版の解説より

言葉では難しいので簡単な図で解説していきましょう。

このように母音の口の開ける幅と舌の位置が奇麗な母音の発音には欠かせません。
日本語は例外もありますが、子音の後に母音がくっついてくるので、ぼいんさんかくけい【母音三角形】を意識して会話や歌で活用しましょう。
例えば面接をイメージして下さい。いくら自己PRが上手でも面接官に言葉が伝わりづらいと良い印象を残せないでしょう。
母音の発音、『ぼいんさんかくけい【母音三角形】』をしっかり意識することで、美しい日本語を表現していきましょう。

#コラム #歌 #母音 #滑舌

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