時間栄養学って???

時間栄養学の本を読んだので学びをまとめてみました。

ダイエットや健康な食生活のためには、食事の量と質の他にも、いつ食べるか、が重要です。
最新の研究によって、同じ内容でも食べる時間によって体に及ぼす影響が異なることが、わかってきました。

夜に食べたら太りやすい🍜、と聞いたことはないですか?
それは、食べてすぐ寝たらエネルギーとして使われないから脂肪になりやすい、ということももちろんあるけれど、徹夜をしたとしてもやっぱり脂肪になりやすいことが、わかっています。
つまり、同じものを昼と夜に食べたとしたら、夜に食べたほうが太りやすいのです。

これは体内時計が関係しています⌚
体内には、時計遺伝子と呼ばれている一日に体内で変動するタンパク質(ビーマル1とクロック)があり、それが脂肪合成に大きく影響しているのです。

このタンパク質は通常夜に活性化します。そのため、脂肪合成が活性化し、逆に昼は不活性化して脂肪合成が抑えられ、代謝が活発になるためエネルギー消費が優位になります。
これが、夜に食べると太りやすいと言われる理由です。

そして、この体内時計。
正確に24時間ではなく25時間前後であると言われています。
それを光を浴びることでリセットできるのは有名ですが、体内時計にはメインとサブがあり、光はメインをリセットし、食事がサブをリセットすることがわかってきました。
糖質をとり、インスリンを出すことが体内時計のリセットに有効であるということです。
ちなみに魚の油にはこのインスリンを出しやすくする効果があるため、朝食に魚料理は理にかなっているのだそう。
海外旅行の時差ボケや、シフト制勤務の方は、この食事をうまく使うことで逆に体内時計を調節することができます。

一方で、朝食を抜いたり、夜遅くに大量の食事をとると、体内時計が狂ってしまいます。
体内時計が狂うとどうなるかというと、先程説明した時計遺伝子のタンパク質が、正常に働かなくなってしまった結果、日中も脂肪合成が活発になってしまい太りやすい体になってしまうのです。

特に朝食抜きには、他にもたくさんのデメリットがあります。

①エネルギー不足により脳が働かない
②筋肉が分解されて代謝が低下する
③飢餓スイッチが入って体が節約モードになる
④低血糖を防ぐためにホルモンで血糖値を急上昇させ、それを下げるためにインスリンが出て脂肪合成が進んでしまう

夜遅くに食べると、朝が食べられない、なんてこともあるので、更に悪循環😱
理想は10〜12時間、少なくとも6時間以上あけるのがいいのだそう。

【おまけ】
時間運動学というのもあり、運動するなら食前より食後(脂肪燃焼を狙うなら軽い糖質摂取にする)、朝よりは昼から夜に運動するのがよいのだそうですよー。

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