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通販サイトをつくる、だけで売れるなんて迷信。オンラインもアナログも一定のバランスで

こんばんは、福岡市のコピーライター/マーケターの田中大貴です。

コロナの影響でお店・ショップ・スクールがオープンできない事業主さん(既存)から通販化、オンライン化、ホムペの活性化など鬼のように相談いただいています。

新規さん受けれる余裕ありません。既存さんのサポートだけで手一杯です。

信頼関係のある既存さんばかりなのでこういうことほとんどないんですけど、新規さんの相談の中でこういう幻想を抱いている人がたくさんいます。

ホームページ・通販サイトをつくれば勝手に新規や注文がドカドカくる。

こういう場合、ご新規さんに対してぼくが提供する仕事は「期待値を奈落の底まで突き落とす」ことです。

通販サイトやホームページも実店舗と同じ、お店がオープンしたら告知せにゃならんですし、知り合いに声かけるのはもちろんビラまいたり広告したり、いろんなことやって初めて新規・注文がくるってなもんです。

新しい取り組みとその現実

この傾向は、いままでオンライン的な施策をあまりしてこなかった事業主さんに多くいるように感じます。

「新しいことをはじめるある種のウキウキ感」がそうさせるのかなぁと思いますが、そんなに世の中甘くないですよね。

たぶんぼくなんかよりよっぽど事業やるキツさとか重さとかわかってるはずの人でも、たまに過剰にオンラインに期待を寄せる方がいらっしゃいます。

大事なことはオンラインとアナログのバランス。Webだけやる、アナログだけがんばる、のではなく、どちらともうまく付き合っていくことが最善かなと思います。

「田中さん、ポスティングやめてウェブで広告したいんやけど」

コロナの影響関係なくよくいただく相談です。「折り込みやったって、ポスティングやったって反応ない。ヨソも撤退してるしね」なんていう方に限って、ターゲットがあいまいだったりチラシの内容がヤバかったり無計画に広告費バラまいてたりします。

ぼくは決まって「ヨソがいなくなってるんならチャンスやないすか」とか言ってチラシ戦法進めます 笑

ぼくの仕事は郵便ポストに投函されたチラシ(そもそもチラシにしないことも多いです)の閲覧時間を5秒間長くすることだと思ってます。

「ん?なにこれ?」
「え、ちょっとこれいいかも」

と、即わかってもらえるように構築するわけです。

例えば、パーソナルトレーナーのチラシをイメージしたとき、だいたいこんな風ですよね。

Googleさんで「パーソナルトレーナー チラシ」と検索した結果です。

こういうのつくってちゃ、異彩の屋号が泣きます。2020年1月に実際にぼくがつくったチラシがこれです。

クリエイティブよりな感じに作ってみました。どんなひとがターゲットか、明確にわかりませんか?

これがいいかどうかは今後の反応(コロナのせいで台無しになりましたが)次第かなと思ってます。


まとめ

やや強引にまとめます。通販サイトをつくる、ホームページをリニューアルする、ランディングページをつくる、だけで新規がくるなんてぼくは迷信だと思ってます。

大変ですけど、いろいろ創意工夫してなんでもやって試して、そこから再考してまた試して、また試してまた試してみないといい販促なんてできないと思います。

案外泥臭い世界ですよね。


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