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「商品の擬人化」でイメージをつくる

「商品を梱包するパッケージ、ロゴと会社名くらいは入れてるけど、これでいいのかなぁ?」

答えがわからぬまま、なんとなく商品パッケージをデザインしていませんか?

パッケージも立派な販促物。商品を開けるために100%確実に見てもらえる大型のDMのようなものです。

現在広告広報丸っと請け負っている博多区にあるとある健康器具を扱う会社さんがありまして、

「パッケージを変えるので、いいアイデアあったらお願いできませんか?」

といったご相談いただきました。

既存のパッケージはこんな感じ↓

記載されてるコピーは

「座ったままでウォーキング」
「あしふみ健幸ライフ」
「made in JAPAN」
「特許出願済」「意匠登録出願済」

の4要素。

これに、下記のようなコピーを追加しました。

あなたの笑顔を、支えたい。

はじめまして、あしふみです。
おウチで、オフィスで、どこでもふみふみ。
使えばすぐにぽっかぽか。
ふつつかものですが、
今日からどうぞ、よろしくおねがいします。


担当の方も代表者さんも1発でOKいただけました。よかったよかった(・∀・)

商品の擬人化

今回用いたのは「擬人化」って勝手に名前つけてるテクニックです。そのまんまですね、商品をまるで人のようにしちゃう方法。

よくわかんない会社の誰が書いたかわからない文章って、どこかこう、すんなり入ってきにくいところありませんか?ぼくもよく感じます。

おそらくそれは、人格の見えない広告文章であるからと予想します。広告ってやっぱ反射的に「う"っ」ってなっちゃいますよね。無意識レベルでそれがあるから、「これは私に何かを売りつけようとしてる文章だ!」って半ば自衛っぽく反応してしまう。

でも、かわいらしいキャラクターがイラスト吹き出し付きでなにか喋ってる風にするとどうでしょう?またイメージが変わります。不思議なもんです。

その原理を応用しました。

お気づきの方もいらっしゃるはずです。もちろんこれ、カーニング(字詰め)前です。

読点(、)のとこのスキマ、気っ持ち悪いですよねぇ。納品物(イラレ)はちゃんとこの辺り体裁整えてます。こういう、その道の方でないと分からない「気持ち悪さ」の解消もとっても大事なことですよね。

この文面が与えるイメージ

さてこの文面で書いたキャッチとボディですが、あなたはどのような印象を受けますか?

・なんか可愛い
・キュンキュンする
・箱捨てにくくなりそう 笑
・親しみが持てる
・「健康を支える」じゃなくて「笑顔を支える」ってとこがいいね!
・なんかよくわからん
・ずっと使いたくなる

↑上記は実際にいただいた声ですが、少なくともマイナスイメージは与えてなさそうですし、こちらの意図した通りのイメージを持っていただけたように思います、よかったよかった。

フォントの選び方も大事ですよね。

まとめ

以上、「商品の擬人化」について簡単にまとめました。

擬人化までしなくとも、あなたの扱う商品にちょっとしたメッセージを添えるだけで、お客さんと商品とのファーストコンタクトが変わるかもしれません。ぜひぜひお試しください。


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