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浸れる青春映画(瑞々しさ重視)

私が思う青春映画で大事なことは、
どれだけあの頃の瑞々しい雰囲気が出ているか、
あの頃の気持ちに浸れるかだと思ってます。
そういう意味で、私の思う瑞々しい映画を挙げていきたいです。
とりあえず邦画に絞って思いついたものを書いてみました。

・リンダリンダリンダ(高校生)
 山下敦弘監督、2005年映画。
 主演がぺ・ドゥナと前田亜季と香椎由宇という
 このキャストの時点で最高すぎる映画
 高校生の人間関係と文化祭っていう
 文化部の一大イベントをとてもリアルに
 いい感じに描いている映画です。
 高校の校舎の中で過ごしていた
 あの頃がよみがえり、
 文化祭のザワザワ感が表現されていて
 最高です。
 前田亜季がとても好きで
 我々世代で前田亜季といえば、
 天才テレビ君、学校の怪談、
 バトルロワイアルですが、
 この映画の前田亜季は特に最高です。
 山下監督はこのほかに
 「リアリズムの宿」って映画が面白いです。 

・藍色夏恋(高校生)
 台湾映画で2002年の映画です。
 主演のグイ・ルンメイは
 「GF*BF」がとても良くて知った女優さんで
 そのグイ・ルンメイのデビュー作です。
 恋愛は勘違いから始まるとかいうけど、
 そんな感じの映画です。
 高校生の主人公たちの恋愛の始まりの物語で、
 思春期特有の自分に気がある子を
 意識する感じとか
 「好きってどんな感じかな?」みたいな
 気持ちがとても繊細に表現されています。
 ちなみに「GF*BF」も最高な青春映画で、
 おすすめです。 

・ジョゼと虎と魚たち(大学生)
 犬童一伸監督、2003年映画。
 妻夫木聡が学生役全盛期みたいな頃だったと
 思います。
 この映画もまずキャストやば過ぎですし、
 音楽くるりだし。
 男だったら絶対わかる恋愛が長引くにつれて
 発生する「俺ほんとに覚悟あるのかしら」
 って感じと、でもうまくいってる時の
 幸せな時間と学生時代の男目線の恋愛観が
 リアルすぎてエグいです。
 板尾さん、ライセンス出てます。

・横道世之介(大学生)
 沖田修一監督、2013年映画
 高良健吾、吉高由里子、池松壮亮、綾野剛、
 柄本佑に伊藤歩まで出ています泣
 「南極料理人」、「キツツキと雨」と同様に
 沖田監督の映画の独特の
 ほっこりした雰囲気が全体に漂い、
 青春時代の行き当たりばったりで
 もう戻らない楽しい時間と
 その楽しい時間を共に過ごした主人公の友達、
 恋人の人生が描かれた、本当に切なくて、
 でも青春時代が愛おしくなる映画です。 
 登場人物が全員いい人たちで
 その人たちが大人になって、
 主人公の世之介との青春時代を
 思い出していき、
 「変な奴いたなぁ、あいつどうしてんだろ?」
 というみんなが一度は考えたことのある感じが
 とても心地いいというか、
 わかるなぁという気持ちで見れる映画です

・キッズリターン(高校生)
 北野武監督、1996年映画
 社会不適合な主人公二人が青春時代を
 走りぬく方法を各々見つけて
 見事に挫折して再会するまでの映画。
 唯一金子賢がかっこいいと思えた作品であり、
 安藤政信が新人と思えぬ演技でした。
 ただ、個人的にはモロ師岡が最高でした。
 武映画特有のコントシーンも炸裂しています。
 あと「菊次郎の夏」見た時も思ったんですが、
 だらだら流れる時間の中に最高に楽しい時間が
 紛れているみたいな感じが本当にリアルで
 見ていて楽しいです。
 そして武映画はやっぱりラストが最高です。

・花とアリス(高校生)
 岩井俊二監督、2004年映画
 鈴木杏と蒼井優の最高映画。
 鈴木杏が好きでこの映画も何回も見ました。
 高校に入った幼馴染の女子二人が
 一人の先輩をめぐる恋愛映画。
 郭智博のフニャフニャ感と
 絶妙におかしな世界観と
 岩井俊二監督特有の光があふれた感じの
 映像が最高です。
 3人で海に行くシーンと、
 最後の鈴木杏の自白シーンが泣けます。
 ちなみにこの映画で鈴木杏のお母さん役の
 キムラ緑子が、こないだ見た
 「すばらしき世界」で最高でした。

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