「ヴィンチェンツォ」傑作！ドラマ好きには絶対観てほしい！Netflixありがとう（笑）
やっとロスが抜けてきて、このドラマの感想書けます。
「ヴィンチェンツォ」
あらすじ等は以下のリンクをご覧下さい。
春にNetflixが韓国放送とほぼリアルタイムで配信するとして目玉作品だったこちら。
最初、私はスルーするつもりだったんです。
配信前に観たこのポスターのビジュアル
これと軽く読んだあらすじで「人気俳優主演のノワールっぽい暗めなドラマ」という思い込みで。
でも、数話経ってから「面白い！」という感想をTwitterやブログで見かけて、Twitterで鑑賞オススメされたのを決め手に6話まで配信が終わった時点で慌てて追いかけ視聴をはじめたところ、
むちゃくちゃ面白すぎて、自分の思い込みが打ち砕かれました（笑）
しかも追いついてからは毎週同時配信で、ヴィンチェンツォにハマってる人達とTwitterでわーわー言ってんのが面白かった！
同時配信ありがたや！Netflixありがとう！！（笑）
さて、ここからネタバレありで感想書き殴りたいので、先を知りたくない方にぜひお伝えしておきたいのは、
ノワールもコメディもサスペンスも人間ドラマも全部入ったフルコースドラマだから、ドラマ好き全人類観て！！
これが面白さを物語ってますね。本日5月12日は2位でしたが、だいたい1位か2位です。
では、ここから感想入ります♪
私がこのドラマを観る大きなきっかけとなったのは、
とある作品で、最近は韓国ドラマ好きならずともお馴染みのこの俳優、ユ・ジェミョンが出演してるからでした。
Netflixもこんなツイートをしてましたが、
「梨泰院クラス」や「ヴィンチェンツォ」での好演も話題の、韓ドラ界が誇る名優、ユ・ジェミョン。支持を得る理由は、徹底した役作りで極悪人から正義漢まで演じ分けるカメレオンぶりです。ここに紹介するキャラクターたちを同じ俳優が演じてるなんて、信じられますか？ pic.twitter.com/HeYjjz90d3
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) March 10, 2021
あの「梨泰院クラス」の憎き悪役、会長を演じていた方です！
私は梨泰院〜の感想もブログで書いてるのですが、
あの会長が、このドラマでは180度違う役どころを演じています。人権派で社会的に「弱者」とされてしまった人達のために奔走する弁護士。梨泰院の時と違いすぎて、1話観てもマジで同じ人物とは信じられませんでした（笑）梨泰院の時から「この俳優のドラマは見逃したくない」と思っていたのですが、「ヴィンチェンツォ」も観始めてすぐ魅了されました。素晴らしい役者です。
ただ、この方、なんと3話でいなくなってしまい、私本当にびっくりでした。確かにポスターなかったけど明らかにメインキャストよ⁈
けど、このドラマはそこが肝じゃなかったんです。
ソン・ジュンギ最高至上主義ドラマ
1話終了した時点で「このポスターとオープニングはズルい。こういうドラマじゃないじゃん！」と思いました。1話の中盤以降からワイワイギャンギャンすんげーうるさいコメディドラマなんですよ（笑）観てる間2回くらい「ん？私が観てるのヴィンチェンツォだよね？」ってなりました。
それくらいイメージを覆されたドラマでした。
「トッケビ」観終わった時に「この役はコン・ユ以外あり得ない」と思った時以来のあの感覚。ヴィンチェンツォもソン・ジュンギ以外あり得ない！！凄く良かった！
ハードなだけじゃなくてコメディとしても凄く面白くて、目的のために手段を選ばないヴィンチェンツォが凄く魅力的。ソン・ジュンギのカリスマ性やスタイリッシュでお肌つるんつるんな容姿とのギャップな魅力に引きずりこまれました。
これなんて最高すぎた（笑）この役当て書きだったのかな？
ヒロインのチャヨンとの相性もとても良くて最後まで楽しませてもらいました！
「頭おかしい」とまで思わせられた先の読めない天才脚本
3話以降、私は回が終わるたびに「次どうなるか全然分からない！」と思わされっぱなしでした。最終話まで本当に分からなかった（笑）毎回観てラストに「えーっ⁈」ってなって、続きが気になりすぎて。「どうなってるんだ、このドラマ！！展開が凄いな。」と。
このドラマ、感想書きたくても展開早いからネタバレもいいところで書きにくくて（笑）
毎回驚きがあるからこれから観る人にも味わってほしいよ〜！ってことで「面白い、めっちゃ面白い」しか言えないという（笑）
コメディだけじゃなくて、人間ドラマもしっかり入っています。どれか一つのジャンルに偏らないバランスが本当に凄いなと観ていて感心しっぱなしでした。
鳩まで使って面白くしてくるから（笑）
10話終わった時点で「あと10話あるのに全然展開読めない。ほんと分かんない。」ってTwitterで呟いてました。
特にこのバベル製薬の会長の正体がジュヌだと分かったあたりからは、脚本もスピード感がますます増して、ジュヌが夢に出てきそうなサイコパス感を出してきて12話はやばかった！
ただ、結果的にこのジュヌよりこのドラマのファンの心を持ってっちゃったキャラがいまして、それが
ハンソが大好きになりすぎてハンソロスがハンパない
この会長の弟、ハンソがドラマの後半ぐんぐんと存在感を増し、サイコパス兄とは得られない兄弟の関係をヴィンチェンツォと繋いでいくという、1話では微塵も予測出来なかったくらいの大好きキャラに発展していきます。
最終回でやっと自覚したけど、自分ハンソがめちゃくちゃ好きだったみたいで最終回は泣いた泣いた〜。会長も凄く良かったけど、個人的にはハンソが変わっていくのが面白く、どんどん好きになっていったキャラです。カサノとの関係、ほんとに上手くできた脚本でした。
個人的にツボシーンはホッケー。私はキャストがスケート得意と知らないで観てたのですが、本当に回が終わるまで、1秒も「なんでホッケー？」っていうツッコミが頭に浮かばなかった（笑）それだけドラマに入り込んでた自分に気づきました。ホッケーいいな、と（笑）
これは私の勝手な予想ですが、ヴィンチェンツォはたぶん当初は別キャラとブロマンス組ませる予定だったような気が。チョ社長とかカサノファミリー内で。でもハンソがあまりにいいんで、どっかで切り替えたんじゃないかな。そんぐらいいいキャラに育ったんじゃないかと。会長より深みが出ちゃったし。
ジュヌも良かったんですよ。演技上手かったし、本当に怖かった。でもサイコパスだし内面に葛藤0だから、ハンソほど感情移入できなかったのがちょっと惜しい。最初の頃の隠れ弁護士だった時が活かせなかった。会長の扱いだけがこのドラマの唯一のウィークポイントかな。他が面白くなりすぎたのかなと思ってます（笑）
ジュヌ役のオク・テギョン、ハンソ役のクァク・ドンヨンはこれからも大注目ですね！！
カサノファミリーは「弱者」だけど全然弱くなくて意外性に満ちてる
話の展開が毎回読めなくて、笑わせられるところも必ずあって、回を観るたびに魅了され、感心しっぱなしでした。誰一人も無駄にしようとしない登場キャラの使い方！（笑）やっぱりカサノファミリーですよね〜。全然弱くなくてみんな凄い！どんな風に凄いかはぜひドラマ観てほしい！！一人一人印象的でファミリーになりたくなるくらいでした（笑）
私、最初はこの方目当てで観てたのに、ついに最後まで回想でも出てこなかった（笑）。潔いな。
またヴィンチェンツォやみんなに会いたいですよね！シーズン2あったらいいな♪カウンターズ終わった時にしばらく私はカウンターズだったように、しばらく脳内でカサノファミリーでいたいと思います（笑）
韓国はもちろん、日本でも海外でも「ドラマが好き」という方にはぜひ観てみてほしい1作です！
おまけ1 いろいろ写真貼りましたけど、面白いシーン、まだまだまだありますから！！
おまけ2 めっちゃくちゃ面白かったこのドラマの脚本家と監督のインタビューのリンクはこちらです。
「ヴィンチェンツォというハードボイルドな主人公とコミカル要素のバランスとプロットの進行をもっとも重点的に考慮した。さまざまな面白さを提供することが目標」
大成功だったと思ってます！！
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