「賢い医師生活」シーズン2の感想　何もかも良すぎてまとまるわけない

ShinanoYama

2021年10月6日 05:50

先日、このドラマのシーズン2を観終わりました。

「賢い医師生活」シーズン2

あらすじ等はこちらをご覧ください。

昨年の韓国での放送から人気が高く、今年のシーズン2の配信に合わせて春にシーズン1を観て、どハマりもいいとこにあっという間に観終わり、シーズン2の配信をいまかいまかと待ち侘びていました。

シーズン1のレビューはこちら。

「皆様、シーズン2いかがでしたでしょうか？」って聞くまでもなく

もー最高でしたよね⁈どこをとっても最高でしたよね⁈

もう本当にどこから話し始めても「最高」しかないのです。まとまるわけない、感想が（笑）

けど私もいろいろ書きたいので、宜しければお付き合いください。

言いたいこととしては、私は

シーズン1より確実に内容が良くなってるよ、凄い！

と思いました。これでさよならは寂しすぎる。。。

※ここからは思いっきりネタバレしまくってますので結末をお知りになりたくない方はご注意下さい。

まず1話から主役の5人にまた会えたのが嬉しいだけじゃなく、シーズン1の最終回の延長から始まるところから胸熱でした！

クリスマスから始まる。ミナ先生にまた会えて嬉しくて画面に「ミナ先生〜！」って話しかけたアホな女は私です（笑）

タイムラグを感じさせず、世界にすっと戻してくれるあたり、ちゃんと考えられてるな〜と。

前シーズンで恋愛か信心かで悩んだアン先生、今シーズンは基本ギョウルとラブラブで、ギョウルの家庭の問題もあったけどアン先生の大人な対応もあって、この二人は観ていて安心感がありました。幸せそうで良かったです！

毎週観てて「凄いな」と思ったのは、回を重ねる毎に「前回よりも良い」と思わせられるような質の高さ！医療ドラマ、人間ドラマ、恋愛、どの面も疎かにしない、丁寧で観る側にいろんな気づきや想いをくれる中身で、毎回その深みが増してる感じがもうたまりませんでした。トータルで作品力が凄く高い。捨て回無し！

主役の5人だけじゃなくて、恋の相手役で後輩のミナやギョウル、イクジュンの妹でジュンワンの恋人のイクスン、他にもたくさんいる登場人物全員が愛しくなり、

しまいにはミナ先生の家族まで好きになるという（笑）この両親、韓国ドラマ好きな方なら誰かお分かりですね（笑）私は弟さんだけ分からなかったな〜。

カメオ出演の役者さんのチョイスや出方も凄く良かったです！誰が出てくるか楽しみでした。もうどの人もピッタリ！！絶対今シーズン出ると思ってたユ・ジェミンがこれで爆笑した（笑）

老いの理想の友情を見せてくれたこの二人の存在もとても良くって。私が主人公の99ズと同世代だから親の年齢も近いので、主人公達に感情移入が本当にしやすくて、ソンファのお母さんがまさかのパーキンソン病だったのに気づかなかったりとか、リアル。いつまでも大丈夫じゃない。だけど元気でいてほしい。このアン先生のお母さんと理事長の友情と愛情の様子は、観ていて「自分の親にもこんな風な友達がいたら」と思って観てました。家族じゃない距離感がまたいいんですよね。

そして

個人的にはソッキョンとミナ先生が本当にツボで、しまいには最終回はめっちゃ泣いてしまいました（笑）

ミナ先生良かったよね〜！！っていうかソッキョンがこんなキュンキャラになるとは！本当に感無量！ミナ先生が大好きなので、ソッキョンが羨ましいくらいだよね！

最終回以降、私は二人の可愛い写真ばかり漁っている（笑）また見返します！

ソンファとイクジュンが結ばれていく過程も良かったです。イクジュンが襲われる展開は「ちょっと唐突かな〜」と思いましたけど、今までがドラマとして何もかもパーフェクトな流れだったので許す！（笑）

ジュンワンとイクスンが恋愛ドラマとしては一番ドラマチックな展開だったかなと思います。イクスンと別れたジュンワンが痩せすぎ、元気無くて本当に心配だった。無事ヨリが戻って良かったです。イクジュンのおかげだよ。

医療ドラマとしても、前シーズンから引き続きしっかりとエピソードを描いていくあたりもさすがだなと思いました。前シーズンの感想でも書いたかもしれませんが、このドラマはとにかく矛盾や余計な展開をしないように、凄く注意深く作られています。そして友情や恋愛が日常に当たり前のようにそこにあるように、病気も当たり前のようにそこにあって、必要以上にピックアップされないというか。移植を待つ子供を持つお母さん同士のエピソードなど、もちろん一つ一つのエピソードは凄く胸に迫るし、自分の中に残ります。それはエピソードがドラマチックだからというより、日常で接するようなリアルな距離感がかえって心に残りやすいのかな、と。主人公達のドラマを盛り上げるためのタネに絶対に使わないんですよね。「医療エピソードがこんなにナチュラルにドラマに溶けこんだ完成度の作品が作れるのか」と観ながら感動すらしてました。誠実さを感じます。

やっぱりそれはこの五人の安定したキャラ設定と関係、演技。どんな事があってもぶれない五人の友情。この安心感が絶大で。無駄にドキドキしたくない。いや、してもいいけど、最後はホッとしたり、自分の心を落ち着けたい。何か悩んだ時、ヒントや元気が欲しい。そういう時に観てほしい、でもちゃんとドラマとしても楽しんでほしいという、制作側の高い目標が伝わるし、成功していると思います。