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2020年上半期ベストアルバムまとめ

今年の6月半ばにまとめた上半期のベストアルバムレビューです。

今振り返っても特に変更無しです。

どのアルバムも本当にお気に入りです!

各アルバム、リリース時にTwitterにアップしたレビュー中心にまとめてみます。

いきなりめちゃくちゃ長いと思います。

●the1975 「Notes On A Conditional Form」

昨今全曲60分もないアルバムが主流になりつつある中で22曲1時間半。長いけど、とにかくいろいろやりたい、聴いて欲しい思いが溢れ出てているようで個人的にはたまらないしやっぱりどの曲もいいんです。
恐らく前作が奇跡的にまとまってるからどうしても比較しちゃうけど、もともとまとめベタだし今回は意図的にやめたのか放棄したか。受け手の感想もまとまらないけど(笑)そんな中でも今作ラストが「guys」なんて。だから私はほんとthe1975が好きなんだよー!!

そして日々聴いていく中でこの「Frail State of Mind」がだんだんこのアルバムでの一番のお気に入りソングになってきて。最初聴いた時にはそこまでではなかったけど今では聴くと必ず体が動く。マティの浮遊しつつだんだん力を増していくボーカル最高です。

●BTS 「MAP OF THE SOUL : 7」

「確かにビジュアル無しでも聴いてて楽しめるバラエティ豊かなアルバム。ホールジーやトロイとのコラボも全く違和感無し。韓国語な事が有利に働いている。ラップが凄いいいと思う。ジャスティン・ビーバーの新譜より10倍は楽しめました!」

ってリリース当時はTwitterに書いてたけど、それから程なく私はこのアルバム、そしてBTSからk-popの他グループも含めていわゆる沼にどっぷり浸かることになりました。

今読むとめちゃくちゃ軽い感想だけど(笑)、ジャスティンとの比較とかも・・・。すみません。今はこの感想書いた時の10000倍くらい好きだしBTSの存在や活躍に感謝してます。本当に凄いよ!最高だよ!

BTSについては近々全アルバム聴き込みして感想アップしようと思ってます。このアルバムは誰にでも推せる、今年リリースされて私が聴いた中でも最高に近い完成度のアルバムでした。記録ずくめも納得の内容です!

●the strokes 「the new abnormal」

アルバムリリース前に新曲が発表される度に期待値が上がってた。アルバムの1曲目を聴いて「あ、これは間違いない!」と確信した。まだ1巡しか聴けてない時点でこれはstrokesの歴史に残る名盤になるはず。ずっと待っていて良かった。

バンドの音もジュリアンの歌も昔ながらのstrokes節なのにちゃんと2020年の今の音で、それでいてたぶんこれから先ずっと色褪せない音になってるのが。リック・ルービンのおかげかな。ほんと凄い!こんなにいいアルバムだとは。

どの曲もライブで聴いたら凄く良さそうなのがまた嬉しい。今年フジロックは本当に残念ですが仕方ない。日本に来る気になっただけでも良しとしてライブ観れる日を待ちます。

●Hayley Williams 「Petals For Armor」

本当に聴いてて感動しました。エモ時代からこのアルバムに至るまでの道のり。アーティストとしても1人の人間としてもたくさん迷って考えて試行錯誤した果てに辿り着いたんだと思ってます。パラモアのメンバー、テイラー・ヨークとの音楽的な絆も感動的です。

パラモアでおいても、少しずつエモから自分の表現に合うスタイルに変化を恐れず挑戦してついにソロでその成長をしっかり形にしたのが凄い!なかなかできないですよね。ソロとしてもパラモアとしてもこれからも要注目!!

特に「over yet」はイントロならスリリング味ありな展開とサビのポップ味が絶妙な曲で本当にカッコいいなと思います。

●Jhene Aiko 「Chilombo」

初めてこのアルバム聴いた時に「なんて気持ちいい音なの」と驚いた。個人的に前作がよく分からなかったり、このジャンルに疎いので身構えちゃってたけど、始まりからとにかく気持ち良さ最高で聴き終わったあとリピートしたくなる。過去でも未来でもなく2020の音って勝手に解釈しました。自分的に注目してたアーティストではないので意外なのですが、今年たくさん聴いてます。何してる時でも、横になって一人で聴いてる時でも本当にしっくりくるアルバムです。

●Mac Miller「Circles」

前作の「Swimming」から好きだったんですが、このアルバムはそれを超えてきました。「ラップだよね?このアルバム」ってくらいに凄く暖かくなんか昔のロックを聴いてるかのような不思議な感覚。こんなラップアルバムは私は聴いたことなかった。

「Swimming」では洗練された雰囲気がありましたが、このアルバムの絞り出すようなマックのラップとJon brionの作りだす曲の温もりというか雰囲気が絶妙。

特に「good news」って曲は歌詞がはっきり分からなくてもなんか泣ける。ラップとかロックとかジャンルを忘れて聴いてました。

しかしあまりに早すぎる。悲しい。こんなに才能あるのに。一番気に入った作品が遺作なんて。juice WRLDもちょっと辛そうで聴けてません。近いうちに聴きます。

●Childish Gambino 「3.15.20」

コーチェラのトリなんかもやってるし、役者としてもクリエイターとしても大人気だと知ってはいたのですが、個人的にイマイチ近寄りがたい雰囲気があって。前作も評判良かったけどちょっとしか聴いておらず。

けどこのアルバムは違いました。ちょうど世間が本格的にコロナの驚異的な感染に飲み込まれていく時にリリースされて。私の中では完全にコロナと結びついたイメージのアルバムになってしまいました。勝手にごめんね。確かリリースが3月だと思うんですけど、外に出づらくなった時期に毎日聴いてました。

ちょうどthe weekndの新作と同時期リリースでそちらも良かったけど、私はこのチャイルディッシュの未来ファンクっていうか強烈なビートとカッコいいボーカルに惹きこまれました。なんか不安な感じが自分のコロナに対する気持ちも吐き出してくれてるようで。息子と二人で家にいながら聴いてました。

もちろんコロナ渦でなくても十分楽しめるアルバムだし、アリアナとのコラボも良かったと思います。

●赤頬思春期 Puberty BookⅡ Pum

たぶん上半期ベストにこのアルバムあげてるの私だけかも知れないですね。偏愛アーティストだと自分でも認めます。

BTSのおかげでk-popの面白さや良さに気付いたものの不思議と女子グループに自分的にのれなくて。「うー女性で何かいいのないか」と思ってたら聴こえたのが「Leo」って曲で。男女デュオの曲ですが飛びつきました。こういういいメロディでほんわかしつつしっかり歌唱力があって魅力的な歌って今洋楽でも邦楽でもなかなかないな、って。男性ボーカルはEXOのベッキョンですが、その後にベッキョンがまためちゃ凄い存在だと気づくんで(笑)ほんと好きですこの曲。

アルバムとしても、k-popの売れ筋グループの押しの強さやインディーズのマニアックすぎな雰囲気に慣れない方はぜひ聴いてみてほしいちょうどいい塩梅のアルバムだと思うので、気になる方は聴いてみて欲しいです。かなりお気に入りです。

●Halsey 「Manic」

ラストはホールジーです。チャーリーxcxと迷ったけど、ホールジーにしました。日本では異常な「closer」人気ですが、本人は既に何万歩も先に進んでます。昨年からヒットした「without me」の切ないメロディと説得力あるボーカルが好きで新譜待ってたら、アコースティックやギターサウンドに寄った音の構成の曲が多くて、しかもそれがしっかり自分のものになってて嬉しい驚きでした。

ビリーのようなセンセーショナルさはないけど、きっとフューチャリングやコラボで得た評判を確実に自分のものにするためにいい曲、いいアルバムを出したいと頑張ってきたんだろうと思ってます。そういう気合が感じられるアルバムでした。けどハードな曲で力で押すんじゃないところがいいなと思って。

「graveyard」が大好きなんですけど、このアルバムのバージョンじゃなくてアコースティックバージョンが断然好きです。個人的に彼女のベストソングです。こちらもよかったら聴いてみてください。

余談ですが「without me」の作曲クレジットにジャスティン・ティンバレークの名前があるんですよね。ジャスティンの新作も待ってるからね。前作イマイチだったから頑張って!


以上、長々好き勝手な上半期ベストでした〜。













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