公務員家を買う④(モデルルームに行く)

書きたいことがあって、家関係の更新が途絶えていました。前回、地元の不動産業者を訪問し、物件の内覧を行いました。中古物件だけではなく、新築物件を見るため、今回はマンションのモデルルームを訪れました。(住宅購入を思い立ってから6日後)

前回掲示した4つの行動のうち、3つ目に該当します。
 ① SUUMOやHOME'Sをはじめとしたインターネットサイトに登録する。
 ② 地元の不動産業者を訪問し内覧する。
 ③ マンションのモデルルームを見学する。
 
④ 住宅展示場を訪れる。

1 マンションか戸建てか問題

そもそも我が家では、住宅購入について、マンションまたは戸建てのどちらかに絞るということはしませんでした。私が幼い時からマンションやアパート住まいであり、妻は戸建て住まいであったため、どちらもそれぞれ魅力があると感じていたためです。

私が考えるマンションの魅力は次のとおりです。
・セキュリティーの充実
・再販価格の落ちにくさ
・維持管理の容易さ

セキュリティの充実
多くのマンションは、オートロックがついており、マンションに入る人はインターホン越しで会話をしてから、マンション内に入るため、誰でも簡単に出入りできません。加えて、多くの玄関には防犯カメラが設置されており、一定の抑止効果があると考えられます。

再販価格の落ちにくさ
多くのマンションは立地条件が良いところに建築されているためか、住み替えをする際に、元のマンションの販売価格が購入時と比べても落ちにくい傾向にあります。前回内覧をしたマンションも、築10年のものだったのですが、新築時は3000万円台前半だったもの、が現在は3000万円台後半と、価格が上昇していました。

維持管理の容易さ
マンションは大規模修繕に向けた積立金が管理費と一緒に徴収されており、自ら修繕のための経費を積み立てる必要がなく、予定された通りに物件の維持管理に努めるだけで良いというのも魅力です。

一方で、妻が主張する戸建てのメリットは以下のとおりです。
・間取りの自由さ
・音を気にしない
・リフォームの容易さ

間取りの自由さ
同じ価格で比べた場合は、2階建てや3階建てにできることもあり、坪数はマンションよりも広くすることができます。また、ペットも飼えるような大きな庭や吹き抜けのある家を望む場合は、戸建ての方が叶えやすいでしょう。

騒音を気にしない
上下階に人がいるわけではないため、子どもの足音や家具の移動に伴う音などの騒音を下の階に気にすることもなく、自分が上の階の物音に悩まされることはありません。

リフォームの容易さ
室内の間取りを変えたいと思った際に、マンションでは、規約によって縛りがある場合があります。戸建ての場合はライフステージに合わせて例えば、子どもが独立した際に子ども部屋を趣味の部屋に変えるなど、リフォームの自由さが大きいのもポイントが高いと考えます。

このように一長一短があるため、簡単に決め打ちができず、「色々見て、気に入った物件があったら、マンションか戸建てに関わらず購入を検討しよう。」ということになりました。

2 マンションのモデルルームを訪問

話は戻って、マンションのモデルルームの見学についてです。モデルルームの見学は、SUUMOのサイト内にある、新築マンションのページにおいて、自分の最寄り駅を入力すると、近くに建築予定のあるマンションを提示してくれます。

たまたま、1駅となりに新築マンションが建つ予定があったため、SUUMO内で、そのモデルルームの見学の希望日を入力したところ、すぐに連絡があり、週末にモデルルーム見学の日程調整を行うことができました。

週末になり、モデルルームを訪問すると、見学の流れは以下のとおりでした。
・住宅購入に関する調書の記載(5分)
・当該マンションのコンセプト等の説明を聞く(10分)
・模型を使って周辺環境の説明を聞く(5分)
・実際のモデルルームの見学(20分)
・耐震・防犯などマンション設備の説明を聞く(10分)
・今後の展開についての説明を聞く(10分)

大体、所要時間は1時間ほどで、模型や最新設備など、目新しいものが多く、個人的には飽きることはありませんでした。それぞれ、簡単に概要を説明します。

初めに、打合せスペースへと案内され、住宅購入に関する調書を記載しました。この調書については、年収や他の物件の検討状況など、不動産業者を訪れた際に記載した内容と同じであり、特徴だったものはありませんでした。

マンションのコンセプト説明は、立地の優位性など、今後の発展が望める地域であること、他の新築マンションと比べてもお手頃な価格であること、施工実績が非常に多い建設業者であり安全性が高いこと、などが説明されました。

模型を使った周辺の説明では、最寄りの公園やスーパーマーケット、小学校の距離などの周辺施設の状況やマンションの模型を用いて、日照がどの程度あるのか、説明がありました。

そしてモデルルームの見学ですが、比較的小さなマンションギャラリーであったためか、モデルルームは、2LDKの1パターンのみでした。

以前に見た中古物件と比べて際立つのは、部屋の整然さでした。当然ですが、誰も済んでいないため、備え付けの家具も部屋そのものも中古物件とは比較にならないほどきれいであり、逆に言えば、生活感を得ることが困難でした。

部屋に入る時にも手袋をはめて入室し、一つひとつのドアを開けるのもためらわれるほど、洗練された住居でした。

モデルルームを見学した後は、映像や実際の建築器具などを見ながら、耐震・防犯設備などの説明を受けました。東日本大震災クラスの震災であっても、大きな被害を受けないこと、断熱性能が非常に高い資材を使用していることなど、性能面でのメリットについて説明を受けました。

その後、最初の打合せスペースに戻り、購入を検討する場合の今後の流れについて説明を受けました。「もう少し他の物件も見る」と伝えると、何かあれば名刺に記載の連絡先へと案内をされて、終了となりました。

3 見学を終えて

全体的な感想としては、良くも悪くもガツガツしていないという印象でした。大規模に広告を打っているためか、打合せ中もひっきりなしに興味のある人がモデルルームを訪れていました。

「購入しなければ他の人が買う。」という余裕のようなものを感じられました。実際にモデルルームの玄関前のパネルには、成約済みの部屋番号に花が添えてあり、成約率は6割を超えていました。新築マンションに対する需要の高さをひしひしと感じました。

一方で、胡坐をかいているわけではなく、自信をもって当該マンションの良さを売り出しており、「こんな良いものをすぐに買わないなんてもったいない」とも言える姿勢には、個人的には好感が持てました。

次は、最後のジャンルである新築戸建ての見学です。

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