いつか。
何かにいつも、許されたいと願っている。
生きている背徳感。
後ろめたさ。
どこか少しずつ、
歯車が軋んでいく様な疾患を抱えたまま生きる現在地点で、
生命を維持すること以外に自分がするべき事はなんだろう。
不相応な大義名分とかじゃなくて、
私にだけができる何かがあるはずだ。
欠けたままの心でも、
いつかそれを補えるくらいの優しさや愛情の類がきっと内側に備わっている。
両手を離してしまう様な絶望に陥っても、
ちゃんと光が見えている。
今の私の目には、ちゃんと。
だから神様に、許してもらいたい。
間違ってばかりでなかなか前に進めない、器量の悪い自分を。
一瞬、一刹那を前向きに生きることで、
許してもらいたい。
こんな自分にも出来ることがあったって、
この自分で良かったっていつかそう思えたらいいなぁ。
そんなことをいつも、
頭の片隅で思っている。
月の見えない今夜は、月夜。
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