音楽評論: Tu Si Na Cosa Grande - Walter Ricci (feat. Chiara Civello)
おそらく Sergio Cammariere を継ぐカンツォーネ歌手になるだろうと、私が予想している人 Walter Ricci 氏。
顔が好きとかそういうことではなく、良い作品を生み出す人は必然的に作曲 をするし楽器を演奏し、そして自らの作品を自ら表現するスタンスに立つ。
孤独を好むが、その孤高性が自身の身の丈に合う友人を引き寄せる。
久々に心が震えた歌手に出会えた朝。
56才、コロナ禍の夏。
但しここにL貼った作品「Tu Si Na Cosa Grande」の作曲者はご本人ではなく、作曲者は Domenico Modugno である。名曲「Dio come ti amo(愛は限りなく)」(1966年、サンレモ音楽祭優勝曲)を生み出した人。
共演している女性歌手 Chiara Civello も同じく、イタリアはローマ出身の歌手である。
けっして張らない、むしろ渋く深い声質は鼓膜を通り越して、静かに心臓の鼓動の速度をも変えて行く。
大人の深い愛を歌い上げるにふさわしい歌い手だ。
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