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ネパール紀行② ネパールってどこ?前編

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※この記事はdidi BASEブログにて2018年より掲載した連載記事を再編したものです。情報が古いものや世界情勢の変化により、現状と異なるものもございます。

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インドと中国という大国に挟まれた小さな国、ネパール。

ネパールの気候って?という質問に
「インドに近いから暑い!」「山の中だから寒い!」というイメージをお持ちの方もいるのでは。

カトマンズの緯度と標高を考えると、沖縄県辺りに、富士山5合目がある感じ。しかも盆地。
……いや、ちょっと想像難しいんですけど(笑)

一応、気候区分としては温暖湿潤気候~サバンナ気候、ヒマラヤ山脈周辺は当然のことながら高山気候となっています。

つまり、冒頭の答えはどちらも、当たらずとも遠からず。
特にカトマンズでは、季節感のズレはあるものの日本の春~秋ととそんなに変わりないともいわれます。日本に慣れた人にも比較的過ごしやすいんですよ。
雨季や乾季がありながら、地方によっては世界最高峰の山脈に囲まれた自然豊かな土地なのです。

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*西暦の8月は雨季。私たちが滞在していた頃はほとんど曇りか雨でした。
バスの中から見えたのは、カラフルな民族衣装のお姉さま方が傘をさして車道を横断しているところでした。
(*なぜこんな回りくどい言い方をするのかは今度の記事にて……)

季節によっては、菜の花やシャクナゲなど日本人に馴染みのある花も咲きます。
マリーゴールドは神仏のお供えに使われるためいちばん頻繁に見る花かも。

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野生の牛が首都にもいました。飼われているわけではありません。牛は神様の乗り物なので乱暴にしてはいけません。
牛乳は飲みますしヨーグルトもありますが、牛肉はありません。
ただし、水牛の肉はOK。「バフ」として食べられます。

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これは街の交差点付近で見かけたもの。お猿の形のお地蔵さんだそうですが、赤くてマリーゴールドまみれでお顔がよく分かりません……。
ネパールには、いろいろな宗教の神さま・仏さまがいます。
ヒンズー教徒が最も多く、チベット仏教・イスラム教に土着のアニミズム系の教えもあります。
ムスリムの方々は厳しい教えもあってか、腕利きの職人が多いイメージです。didiの刺繍でもお世話になっています♪

また、カーストや民族などもあるためさまざまな文化が絡み合っています。ネパールの秘境感、奥深さはこの辺から来ているのかもしれません。

ネワール族は商売上手・タカリ族はお料理上手・シェルパの人たちは山の案内人・グルカ(ゴルカ)は世界に名を馳せる優秀な軍隊……などなど、それぞれ特色を持っています。


次回、「ネパール紀行③ ネパールってどこ?後編」お楽しみに。

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