イタリア旅#1 ベネチア
観光都市の頂点
数百年前から変わらないリアルト橋からの風景、サン・マルコ寺院、世界最古のカフェ、ゴンドラが半日で回れてしまう。
見どころだけでもお腹いっぱいで、そしてご飯も美味しい。天候も4-10月は晴れの日が多く、空港からのアクセスも良好。さらに他都市へも鉄道で簡単に移動できる。
いつか本当に沈んでしまうなら、また1泊でだけでも寄りたい。
今回は僕がとくに好きだったスポット、ご飯屋と泊まった宿を紹介する。
1.Campanile di San Marco
サン・マルコ寺院の目の前にある鐘楼。「ただの展望台か」くらいの気持ちでエレベーターに乗ったが、こげ茶の屋根に、水路の青色、大聖堂までを一望できる素敵なスポットだった。
こういった場所に来る前は、街の歴史など知らなくてもいいかとフィーリング頼りの旅を楽しもうと思っていたが、少し解像度が上がると違う楽しみ方もできる。
例えば、ベネチアのゴシック様式は水の上に建てるうえでどんな工夫があるのか、ルネサンス様式やバロック様式の建物もあるのはなぜか。
サン・マルコ寺院についても、正面に書いてある絵の意味を調べて、不思議な慣習が当時はあったんだなと思えるだけでもこの街への親近感が変わってくる。
さすがに「ローマ人物語」を全部読んでから行こうとは思わないが、5-10分ググれば手の届く事前情報はあった方がいいなと思った。
2.Osteria Leone Alato
イタリアのレストランは、先頭につく言葉でどういったタイプのご飯屋さんか見当がつく。オステリア(Osteria)は居酒屋のイメージ、もう少しレストラン要素が強くなるとトラットリア(Trattoria)、さらに高級になるとリストランテ(Ristorante)。
このお店は、ベネチアのバス停から橋を二つ渡ったところにあり、ベネチアの風景が始まる玄関口に位置している。ホテルに向かう手前でお腹が空いたときにおすすめ。
3.Antica Locanda Sturion Residenza d'Epoca
今回の宿泊先。島の中心に位置しており、3階ロビーに位置する特等席からはリアルト橋を含めた「これぞベネチア」という風景を眺めることができる。なお、3階までは階段を上がる必要があるため、観光で疲れたあとにもうひと踏ん張りが必要なのが唯一の欠点。
9月頭の訪問だったが、日中の気温は30℃を超えており、混雑度も考えるとあと2-3週間は遅らせてもよかったかもしれない。
イギリスで暮らしていると、同じヨーロッパの街中の景色や建築物をみたときに、段々と新鮮味を感じなくなってしまう。
それでも、ベネチアは別格だった。
せっかくなので写真を何枚か追加で投稿しておく。
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