バツイチアラフォー男子の生きる道 教育編 3話
私は今年で教員歴19年目です。この間様々なことがありました。
発作的にですが自殺を試みたこともあります。
そのくらい教員という仕事は過酷ですし,世にいうブラックという職に当たるのかもしれません。
そして昔から言われてきた言葉が「子どものため」。
確かに学校の主役は子ども。我々教員も子どもから元気をもらうことはたくさんあります。
しかし,教員とて人です。自らのキャパをオーバーしたら壊れます。
その壊れかけを他の教員や子どもに悟られないようにした結果がおきまりの精神疾患です。
私は今までに何度か精神疾患で仕事を休んだことがあります。その期間は短期のものから長期のものまであります。
長期になると段階的に給与が減っていくんですね。病気休暇の期間が明けて休職に入ると100分の80(とはいえ引かれものは変わりませんから大打撃です)。さらにその期間が長引くと無給になります(傷病手当を頼りにしないといけなくなります)。
さて,ここで問題なのが,公立学校の場合,教員は公務員ということです。つまり,副業ができません。
だんだんと給与が減り,無給になったとしても公務員だから副業はできないのです。
だったら復職するか辞めるかすればいいという声が聞こえてきそうですが,
復職するには約3か月の復帰訓練というのがあって,復帰訓練に入れるかどうかの判断等にこれまた約3か月。計半年もの時間がかかります。
辞めるにも先述のとおり公務員は副業ができませんから,ほかの仕事を試してみることもできないわけです。もちろん就職活動はできるでしょうが,教員はわりと顔が割れているので,ハローワークに出入りしているとすぐに噂になると思います。
そうやって精神疾患を患って休職に追い込まれていった教員は行き場を無くしているのです。
私の場合も行き場を模索中です。公務員というだけあって安定はしていましたから,これからのことを考えるととても不安です。
しかしもう自分の魂をすり減らす生き方はうんざりです。
怖いですが,新しい一歩を踏み出したいと思います。
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