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ROKKET SIZE


1984年、シーナが産休中の為、唯一The Rokkets名義で出されたアルバム

インストの1曲を除き、作詞:柴山俊之、作曲:鮎川誠の名コンビ。

サンハウス時代からの息の合った盟友ですからね。

サウンドはド直球のロックンロール。

定番中の定番、ロックの教科書があったら絶対載るような、

ストレートなサウンド。

でも、それが心地良いんですよ。

特に顕著なのが、唯一のインストである「ROKKET SHUFFLE」。

僅か1分47秒の曲ながら、疾走感や緊張感はピカイチ。

凄いのが、川嶋一秀さんのドラム。

聴いてるだけでも、ハードなのが丸わかり。

カバーしたら、「この曲が1分47秒で良かった」と痛感するでしょうね。

それぐらい「しんどい」ドラムです。

さすが元サンハウスですね。

サウンドについて書きましたが、詩も凄いんですよ。

一番有名な曲、「I'M FLASH"Consolatino Prize"(ホラ吹きイナズマ)」

2012年に公開された、豊田利晃監督の「I'M FLASH!」に影響を与えた曲。

緑の手術着の衣装はRainbowのアルバム、

「Difficult to Cure」のジャケットのパロですね。

Rolling Stonesの影響も指摘されてるけど、

俺はホラ吹きイナズマ パッと光って消えちまう

最高にカッコ良いフレーズですね。

鮎川さんは飄々と歌ってます。

でも作詞した柴山さん自ら歌うヴァージョンの方が、詩に合ってるかも。

この荒々しい感じがね。

しかしこのアルバムには問題が。

サウンドじゃありませんよ。サウンドは文句なしです。

入手困難という事なんです。

去年再発されたみたいですが、それも売り切れ

ヤフオクや中古ショップでは、1万円から、という状態です。

もしCDショップで去年の再発分を見つけたら、迷わず即買いですよ!

期待を裏切らない、最高の曲ばかり詰まったアルバムですから。



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