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PENTAX K2
購入したのは、かなり昔。
35年ほど前だったように思えます。
最高級機がLXの時代でした。
その時はとっくに生産中止になってたし、
ビンボーな学生だったので中古を買いました。
確かボディ本体で35000円だったような記憶が。
今も中古は多いとは言えないK2ですが、
当時はもっと中古が少なくて。
生産期間が長くないせいもあるでしょうね。
改良型のK2DMD、そしてMX、さらにLXと、
矢継ぎ早にペンタックスの最高級機は交代しましたから。
この間わずか5年。
ニコンのFシリーズやキヤノンF-1と比べたら、半分の期間です。
でもね、基本的には良いカメラだと思いますよ。
致命的な欠点もありますが。
まず良い点は小さすぎない事。
ペンタックスはME以降、オリンパスのOMシリーズと争うように、
小型・軽量化の道を歩みました。
一見、小型・軽量化って良い事のように思えるのですが、
ちょっと行き過ぎたように思えるのです。
最祖に手にした一眼レフはMEsuperだったのですが、
ちょっと小さ過ぎるように思います。
最初のカメラだったんで分りにくかったのですが、
K2を手にして痛感しました。
どちらかといえば、自分は手は小さい部類に入る方なんですけど。
それでも少々あまり気味です。
しかしK2は大き過ぎず、小さ過ぎず、ちょうど良い大きさなんです。
手の馴染みから考えると、
果たして小型・軽量化は本当に必要だったのか?
疑問に思います。
あとファインダー内の情報がわかりやすい点。
MEsuperはLEDを用いて、ファインダー内の情報を表示してました。
シャッター速度や露出のオーバー&アンダーの表示などです。
でも明るくないから、分かりやすいとは言えません。
その点K2は分かりやすい連動指針式。
クルマのメータ-がデジタルよりアナログの方が分かりやすいのと、
全く同じです。
欠点は致命的なのがまず一つ。
フィルム感度設定ダイヤルがリングで使い難いマウント基部にあり、
そのうえ固着して動かなくなってしまう、点です。
普通、フィルム感度設定ダイヤルって、軍艦部にありますよね。
K2はマウントの基部にあって、使い難いシロモノです。
どうやら撮影中、誤ってフィルム感度を変更してしまわない為のようです。
確かに撮影中にフィルム感度を変更してしまったら、
露出はおかしくなってしまいますね。
ならばダイヤルにロック機構を備えれば、済む事。
なぜこんな位置にしたんでしょうか?
その上そのダイヤル、ロックボタンを押して回すようになってますが、
固着してボタンを押しても回らなくなります。
もう撮影時に感度の違うフィルムに交換して撮影続行、なんて不可能です。
この欠点が大き過ぎてねぇ。
他の細かい欠点(下級機のKXについてる絞り確認窓がない)なんて、
どーでもよく感じます。
他の出来が良いだけに、なおさら欠点が目立ちます。
それでも憧れてたカメラなので、意気揚々と使ってました。
でもどーしても、アレの存在が気になったのでした。
アレが何なのかは、いずれにて。
まぁ皆さんお判りだと思いますけど。
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