smc PENTAX-M 50mm F1.4
今流行り(?)のオールドレンズです。
何のことはない、フィルム機の標準レンズ。
Mシリーズと同時に出た、45年前のレンズですね。
当然、マニュアルフォーカス。
しかも絞り位置に「A」がないので、露出オートは使えません。
そんなレンズですが、
驚く事に今のPENTAXのカメラでも使用可能。
マニュアル露出、マニュアルフォーカスと制限はありますが。
勿論ライブビューも使えます。
手ブレ防止機構も。
K-70に装着して、撮影してみました。
使用方法は、結構簡単です。
1. カスタムメニューの「絞りリングの使用」を許可する。
2. 撮影モードはMにする。
3. オートフォーカスの切り替えスイッチをMFにする。
4. レンズを好みの絞りに合わせる。
5. ピントを合わせる。
6. グリーンボタンを押し、シャッター速度を出す。
表示されたシャッター速度が好みだったら、あとはシャッターを押すだけ。
オートフォーカスのレンズを使用する時より、
ちょっと手間が増えるだけです。
この写真の場合、SS1/320、F2、ISO3200ですね。
では何故こんな古いレンズを使うかといえば、
大きなメリットがあるからなんです。
1. 絞り開放値がF1.4と明るい。
↑の写真、手持ちで撮影してます。
2.レンズが軽量・コンパクト。
中身は正味のガラスだけですからねぇ。
ピントを合わせる為のモーターが入ってませんし。
3. 中古でも安価で入手しやすい。
元々カメラとセットで売ってたレンズですからねぇ。
中古市場ではタマが豊富で、数千円もあれば入手出来ます。
今もsmc PENTAX-FA 50mmF1.4が現行ですが、
中古で1万円前後でしかもタマは少なめ。
入手難易度では明らかにオールドレンズの方が有利です。
それに鉄道撮影では、使いやすいんですよ。
APS-C機では35mm換算75mmと使いやすい小望遠レンズとなる点。
15メートル以上離れるとピントは∞になるので、
実質的にはパンフォーカスとなる点。
荷物にならないので、夜間撮影の時はお供にするのが良いと思います。
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