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ABC


と言っても、忘れてる人が多いと思います。

「一発屋でしょ?」と言う人も。

しかし今でも活動してるんですよ。

マーティン・フライのソロ・プロジェクトになりましたが。

T.M.R.やsuperflyと同じですね。


はじまりは1980年。

音楽ジャーナリストだったマーティン・フライが、

ヴァイス・ヴァーサというバンドにインタビューした事でした。

インタビューでマーティンとメンバーは意気投合、

ボーカルをマーティンが勤める事に。

やがて彼らはABCと名を変え、1982年にデビュー。

プロデューサーはトレバー・ホーンでした。

デビューアルバムからは、「The Look of Love」が大ヒット。

来日公演も行います。

ところがそこで、ドラマーのデビット・パーマーが脱退します。

彼はYMOの散開ツアーで、ゲストドラマーを務めました。

そして翌1983年、セカンドアルバムをリリース。

それまでとは大きく変えたサウンドが賛否を呼び、

前作ほどのヒットはしませんでした。

1984年にはサックスのステファン・シングルトンも脱退してしまい、

マーティン・フライとマーク・ホワイトの二人に。

翌1985年に新メンバー二人を加え、サードアルバムを発表。

「Be Near Me」がそこそこヒットしました。

全編アニメーションのPVが話題を呼んだ「How To Be a Millionaire」の後、

更なる問題が。

何と新メンバーが二人とも脱退。

再びマーティンとマークの二人組に戻ります。

そこで開き直ったのか、1987年には二人でアルバムを発表します。

「When Smokey Sings」がヒットし、健在ぶりを見せつけました。

その後も順調に活動を続けたのですが、

1992年にマーク・ホワイトが音楽業界から引退してしまいます。

一人になったマーティンは、ABCの活動停止を余儀なくされました。

1997年、マーティンはソロ・プロジェクトとしてABCを復活させます。

アルバムを出し、ディナーショーや80Sコンサートを中心に活動します。

2008年には、デビット・パーマーをゲストにしたアルバムを発表しました。

そして2016年にアルバムを発表し、来日公演も行っています。


同じ事をやるのを嫌がるマーティンの性格から、

ABCのアルバムはアルバム毎に大きくサウンドが変わってました。

でも最近は落ち着いてきたようです。

2016年に出たアルバム、

「The Lexicon of Love II」は1stアルバムの続編になってます。

PVにもそれが顕著になってます。

元となった1stアルバム「The Lexicon of Love」の収録曲。

ちゃんと繋がってますね。

比べてみると、思わずニヤリとしてs魔いますが。

ちなみに元のPVは、名監督であるジュリアン・テンプルの作品です。

でももうマーティンも62歳。

まだ金のタキシードを着てるけど、また来日して欲しいですね。





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