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「動画編集×撮影」で企業に価値提案!高単価のお仕事を獲得する3つの要素

皆さんこんにちは。

沖縄県宮城島の動画クリエイターのシオヤ(@dice_k_douga)です。

中年サラリーマンに向けて、「動画編集×撮影」のスキルの掛け合わせでの理想のライフスタイル実現の方法について発信しています。

今回のお話は、「動画編集×撮影」という手段で企業に価値提供して、高単価のお仕事を獲得する方法について、私の経験を元にお話ししていきたいと思います。

前回の記事についておさらい

前回の記事でも書きましたが、

動画は「広告」としての使われ方が主流で、圧倒的に高単価のお仕事ができるのもここの市場です!というお話をさせていただきました。

おさらいになりますが、大きい広告予算を持っているのは「大企業」ですが、何の縁もない大企業に個人が直接入り込むことは至難の技ですので、基本的にはその企業が提携している「広告代理店」がメインターゲットになります。

まずは「広告代理店から下請けとして依頼される」ことを目指します。中小企業などであれば直接交渉もある程度は可能でしょう。

ということは「企業」や「広告代理店」が委託している、既存の「映像制作会社」が競合になってくるということです。

会社相手と面食らってしまうかもしれませんが、逆に言うと既存の映像制作会社と同等あるいは遜色無いクオリティで、少ない人数・単価・納期・スピードやサイクル・今までに無い提案で新たな付加価値を感じてもらう機会さえ作れれば、勝てる見込みがあるということです。

ここから逆算して、やるべきことを考えていくという視点を持っておくことが非常に重要です。

競合と遜色ないクオリティを出すには?
競合が手を出さない(出せない)単価帯は?
競合が脅威に感じるスピードやサイクルは?
競合がやっていないジャンルや媒体は?
まずはどうやってリスクを取らせずに付加価値を感じてもらう?

気になる部分をまるっとこのnoteでお伝えしていきます。

顧客への付加価値提案について深掘り考察

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さてここからが今回の記事の本題となります。

顧客(広告代理店)への付加価値提案について考察していきましょう。

顧客(広告代理店)に対して、既存の映像制作会社に無いプロセスでどんな素晴らしい価値を提供することができるかどうか?

を考えていくときに「最低限のクオリティ担保」は当たり前のお話しとなりますので、この記事では割愛します。

最低限のクオリティが担保できたとしても、プロの映像制作会社にいきなりクオリティで勝つのは厳しいです。

そのため我々は良いと言われる機材などは妥協せずにしっかりと揃えたうえで、継続的にスキルを磨いていくことは大前提となります。

機材で妥協するような本気度の方は、これ以降のステージには移れませんし参考にはならないと思いますのであしからず。

では、クオリティで勝ち目がないとすれば、我々ができる価値提供は大きく分けると下記3つです。

①スピード感が早く小回りが効く
②依頼しやすい価格帯
③新しい提案・アイデア・ジャンル

これらを実際にどのように提供していくのか。実際の私の事例を交えて説明していきますね。

そもそも広告代理店に直営業ってできるの?

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私はご縁あって、大手広告代理店の方ともよくお話しする機会があります。

一度、広告代理店の担当者の方にこのような質問をしたことがあります。

「人脈やコネも無い一人の動画クリエイターが正攻法で営業をしたいとした場合、お話しを聞いてくれたり受け入れてもらえる余地はあるのでしょうか?」

回答は、条件つきの「YES」でした。

きちんとアポとりをして提案にきていただければ、お話しは聞いてあげることはできます。

ただ、ぶっちゃけすでに「業務に必要な駒(会社・人材)はすでに揃っている」わけなので求めてはいないとのことです。

…当たり前ですよね。

しかも、ジャンルや納期や単価帯に応じて、依頼する会社や人のラインナップをある程度リスティングしてとり揃えているようです。

数百万円の案件はここの会社、納期が短い案件にも対応してくれるのはこの会社、ギリギリでも融通効かせてくれくれるのはこの人、のようにクライアントに迷惑をかけないよう手札を揃えています。

つまり、その揃った手札にない価値を提供して、新しい手札の一人になれるかどうか?ということでしか新規に入り込めないわけです。

その担当の方はこうおっしゃっていました。

「既存にない新しい価値を提案してくれるのなら、YES」と。

忘れてはいけないのが

広告代理店はクライアント(企業)の課題やお悩みを広告で解決するお仕事です。

課題を解決するためのプロセスで既存にないもの(動画を使った広告アイデア)を求めているのです。

例えば、

①スピードや小回り →業界の常識を覆す納品スピードを実現します!
(撮影日から中1日で納品することで、納期が迫っているクライアントさんに対しても価値提供ができるので、急な困りごとの際に頼りがいのある担当者として重宝されます!)
②依頼しやすい単価帯 →このクオリティとこのスピードなのにこの価格でサービスを提供します!
(予算がシビアなクライアントさんのお悩みも解決できます!)
③新しい提案・アイデア・ジャンル →既存の広告業界の常識に囚われない企画を提案!
(クライアントさんに求められている課題を解決する小さなアイデアを定期的にご提供します!YouTube、ショート動画、インスタ広告、Webキャンペーン等)

など、既存の競合にはない(できない・やっていない)価値を提供できることをアピールする(ことができる)必要があるわけです。

その上で、実績を認められ、信用されて初めて継続的にお取引ができるようになります。

ただし、いくら会ってお話しを聞いてもらえようが、営業トークが上手だろうが信用も何もない相手に、大事なクライアントさんのお仕事を一旦この人にお任せしてみよう!とはなりません。

ならどうするか?

広告代理店にとって、リスクにならない形(無料)でクライアント(企業)に新しい提案ができる機会を一度作ってもらえるようお願いするのです

例えば、クライアント(企業)にYouTubeチャンネル開設を提案してみたいという広告代理店側のニーズがあれば、一本提案用の撮影・編集を無料で(テスト動画制作として)をさせてもらうチャンスをいただくなど。

要するに相手にリスクを感じさせない状況を提供するのが一番確実です。

とにかく一度無料でとにかく入り込ませてもらうチャンスをいただく 

正攻法でいくならそれしかありません。

私が質問をさせてもらった担当者さんも、こういったお話しから入ってくるのであれば受け入れやすいと実際にお話しもされていました。

会ってもらった担当者と仲良くなって、担当者が抱えているクライアント(企業)さんの現状の課題を聴き出して、あなたのスキルと動画で解決できることを考えて、素晴らしい方法を提案して、無料でトライさせてもらえる機会を作る。

本当にこれ一択です!

また、広告代理店を挟まずに中小企業に直接アタックするとしても、やり方は同じです。

とにかく、まずテスト動画を撮影させてもらうことからがスタート。

担当の方に撮影に同行してもらいながら、現場のニーズや課題なども雑談の中で聴き出したりしながら仲良くなっておく。

そのテスト動画で相手の期待値を超えて、とびきり感動させる価値を提供すること!

(テスト動画は、担当者が社内で上に答申する際にイメージしてもらいやすく、稟議裁可や承認をもらいやすいというメリットもあります。)

まずは、そこに全身全霊を尽くしましょう!

今は動画の時代

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引用:サイバーエージェント、2020年国内動画広告の市場調査を発表​

ここまで読んでみてハードル高いなぁ〜難しいなぁ〜などと思うかもしれませんが、引用データからもわかるように今は動画の時代。

今は、企業の広告の悩みの大部分は「動画」で解決できることがほとんどです。

特にSNS動画の提案に関してはハードルはそこまで高くないのではと思います。

オンライン上では当たり前の、YouTubeの動画編集一つとっても、企業に取っては「社員がエンタメ系 YouTuberのように楽しそうに編集される」だけでも立派なスキルであり価値提供だったりします。

そこを企画・撮影・編集・運営までまるっとサブスクプランのような形で依頼できちゃう仕組みなどは素晴らしい提案の一つです。

なぜなら大きな映像制作会社は、YouTubeの動画編集のような単価帯のお仕事は一切やっていません。

企業側もオンラインでの動画編集だけの単価帯など知りませんので、最初の仕事に納得してもらえさえすれば、あとあと単価が上がることはあっても下がることは無い。

オンラインでの当たり前は、オフラインではまだまだ当たり前ではないのです。

最後に

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ここまでなんだかんだ偉そうにお話ししてきましたが、

実は私は独立してからここまで一度もTo B営業はしたことがないのです。

大変申し訳ございません。

私の場合は、このような営業を全てお任せできるパートナーと組んで活動しているわけです。

そこで得た情報を皆さまにシェアしています。

正攻法はこの記事に書いた方法一択だと思いますが、そんな難儀を全てすっ飛ばせるのは結局のところ「人脈」なのです!

なんだかなんだでやっぱり「人脈」こそが最強です。

だからこそ、中年サラリーマンの皆様には会社に在籍している間に全力で人脈確保に動く必要があると言い続けているのです。

そしてこの記事を読んでみて、

自分にでもできそうだな!

営業楽しそうだな!

アイデアや企画が溢れてくる!

と心から思える動画クリエイターの方がいらっしゃいましたら、目から鱗の一言お伝えしておきたいと思います。

あなたは営業・企画・ディレクションに専念してください。その方が動画クリエイターを続けるより何倍も稼げます。

これが真実です。

いますぐ優秀な動画クリエイターを探して組んで活動してください。


今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!


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