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#37 利益相反~双方の代理をすることについて~

M&Aの両手仲介についてメスが入りそうです。

河野さん自身のブログについても本件について言及をしています。


#21でも【両手仲介】について触れていますが、その際には【囲い込み】について。

とある不動産サイトの顧問弁護士の方が記述をしていたことが腑に落ちました。

弁護士は、仲介のように双方の担当をすることはできない。なぜなら、弁護士は、依頼者の利益を守るために行動をすることと義務づけられているため。双方の担当をした場合、片方、もしくは双方の利益を損なう結果になってしまうかもしれないから。


たしかに、不動産に置き換えると、高く売りたい売主と、安く買いたい買主双方の担当をすることとなった場合、それはとても不思議なことです。さらに、トラブルが起きた場合、どちらの肩を持つのか、肩を持たない場合、丸く収めるしかないのだろうけど、当事者はそれで満足をするのか、なにか利益を損なうことになるのではないか。

一度で二度おいしい商売ではあるけれど、本質をたどればそれは【利益相反】になっているのではないだろうか。


仲介会社に所属をしていた時には、そういうもんなんだ、と本質を考えることをせずに両手にすることを考えていました。


観点を俯瞰して初めて腑に落ちることがあります。


本質を見定め、常に疑問を持ち、解決へのアクションを。

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