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#409 前ラウンドでやるべきだったこと
今わが社は佳境にあります。
資金調達が難航しており、年を越した1月を乗り切れるかどうかという状況。
前回の資金調達でも苦戦を強いられていましたが、今回もぎりぎり着金が間に合うかどうかというところ。
投資家がYesと首を縦に振らない理由は必ずなにかあります。
それがなんなのかを絞り切れていなかったことを後悔しています。
今回もYesを中々もらえないのはきっと同じ理由だから。
純粋に、企業に魅力がないのか、はたまたサービスなのか。
時価総額という数字だけ見れば可能性が薄いと感じられているのか。
投資を受ける際に基準となる色んな数字はあるけれども、答えはシンプルで「グッとくるものがない」というここに尽きると思います。
社長は「うちのサービスはいいと言ってもらえている」とよくおっしゃります。
いいサービスなのは主観を除いても本当にそう思えます。
でも本当にいいサービスならYesをもらえるはず。
足りないのはなんだろう。
どこか抜けがあるのか。
いいサービスだけどグッとくるものがない。
投資したいと思える何かが足りない。
これを前ラウンドの調達でもっとスポットを当てるべきでした。
前回の苦労と今回の苦労はまったく同じです。
だって前回から売上が大きく変わっていないから。
売上が大きく伸びていれば、この会社は成長性が著しい!いける!と思えますよね。
今回はそれがないので、おそらく苦労しているポイントは一緒です。
うちのサービスが社会的にどうあるべきか、どう貢献できるかを常々前だけを見て考えることも必要です。
だけど振り返ることも必要です。
ぼくらはそれをやらなかった。
過去を見ずに前だけ見ようとしていた。
手漕ぎのボートが前に進むためには後進方向を見て進むように、なんで苦労したのか、今何が足りないのか、必要なものはなにかをもっと掘り下げて考えるべきだったと後悔しています。
社長からその話がなければ自分から言えばいいだろ。
と、今更ながらに思っています。
メンバーは誰も諦めていませんが、調達がうまくいった暁には同じ航後悔をしないようにすると誓いました。
転んでも、一握りの砂くらい掴めるように、この経験から何かを得たいと、そう考えています。
頑張ろう。
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