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「県民の歌」と「サポーターが歌う県民の歌」

やっぱり継続しないtwitterやnote…
やった方が良いんだろうなと思ってはいるものの…。久しぶりにログインしたら最後に書いた日から約1年も経過していたとは(^^;)
1年ぶりですが、目を通してもらえたら嬉しいです。

さて、今回は「県民の歌」についてです。
栃木SCのホームゲームでは試合前にサポーターの皆さんが栃木県の「県民の歌」を歌います。僕も大好きなその文化ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で応援の制限ができ、残念ながら今は歌うことはできません。これはもう仕方ないことです。まずは感染拡大防止、そして予防をしなくてはいけない状況ですからね。スタジアムでは皆さん、しっかりルールを守ってくれているので、今は誰ひとり歌っていません。ご協力に感謝しています。

さて、その「県民の歌」ですが、昨年から「試合前に県民の歌を流してもらいたい。歌わないから」というお問合せやご意見があります。
気持ちはめちゃくちゃわかります。
気持ちをひとつにして戦いたいとか、今、こういう状況だからこそ曲を流すべきだということだと思います。そういった思いを持ってクラブのことを真剣に考えてくれていること、すごく感謝しています。
ですが、感染症対策ということを考えると、曲を流して万が一歌ってしまう人がでるとこれはルール違反になってしまいます。そういったことも、曲を流さない理由の一つではあります。

ですが、他にも理由というか想いもあります。


スタジアムで「県民の歌」を流すこと、その曲がスタジアムに響き渡るという状況は作れるとは思いますが、それはサポーターの皆さんが築き上げてきた文化とはちょっと違うのではないかなと思っています。サポーターの皆さんが築き上げてきた文化は、“サポーターの皆さんがスタンドから「県民の歌」を自ら歌うこと”なのではないでしょうか。
栃木SCのスタジアムで「県民の歌」という文化を続けるのであれば、ブレることなく「サポーターが歌う県民の歌」であって欲しいと思っています。それこそがこのクラブ独自の文化だと考えることが大切なんじゃないかなと考えています。

「県民の歌」と、「サポーターが歌う県民の歌」では僕の中では大きく異なっています。


他クラブのことはわかりませんし、否定もしませんし、曲を流すこと自体が悪いと言ってるわけじゃないです。最初から県民の歌をスピーカーから流すことが文化なのであれば、それはそれで大切なことだと思います。そこは誤解がないようご理解頂きたいです。
ただ栃木SCの文化はそうではなく、先程説明した通りなんじゃないかというのが、昨年からクラブが考えていることです。
サポーターの皆さんが歌うことに意味があり、その歌声を聞いて選手が後押しされるのではないかと思っています。
栃木SCでは演奏された曲や歌い手さんの声ではなく、演奏も何もないなかでサポーターの皆さんが自ら歌うからこそ価値があるものだと思っています。
早くそういう日常に戻って欲しいと切に願っているというのが僕自身の心境です。

ただ、昨年からクラブのことを考えて意見を発信してくれた方々には感謝しています。このご意見を頂き始めた時には僕は僕で真剣に考えました。その結論をクラブ内に伝えて、スタッフには理解してもらい、「県民の歌」はスタジアムでは流さない、ということになりました。

納得いかない方も多くいるかもしれません。でもご理解頂けると嬉しいです。もちろん飛沫の問題もあるので。

説明することでもないのかなぁと思っていたんですが、ここ最近県民の歌に関するご要望を頂くことが多く、流さない真意をお伝えした方が良いのかと思い始めたので、今回お伝えしました。

歌えるようになったら、その時は僕もスタンドに行って一緒に歌います。
その日が来るまで頑張りましょう!


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