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選手バスをフロントスタッフで見送ったこととか、その想いとか…

さてさて、明日からJリーグ再開!いよいよというわけではあるんだけど、なかなか緊張感がありますね。
クラブとしてはホームゲームで感染者を出すようなことはやっぱり防ぎたい。有観客試合になってから、来てくれる人やその家族、職場の人、知人、友人、いろんな人を守る為にも、そしてその中で選手達が安心してプレーをする為にも、これが新型コロナウイルスとの付き合い方になってくるのかなと、仕事をしている中で日々感じますね。

感染拡大防止とスポーツで少しでも地域の経済をまわしていくこと、いろんなバランスを取りながらの舵取りなわけで、今までとは違った意味でフロントスタッフひとり一人の仕事の難易度も上がってくると思います。

そんないろんな想いや緊張感の中ではあるけど、今日、選手達が宇都宮を出発してアウェイの地、山形へ向かいました。
モンテディオ山形の皆さん、そして山形県民の皆さん、明日は選手、そして最低人数のフロントスタッフが伺いますのでどうぞ宜しくお願いします!

今までも節目節目でいろいろやってきたとは思うんだけど、今日はフロントスタッフがサプライズで選手バスの見送りをしました。

あんな感情になるとはなぁ…と今振り返るとびっくりです。

選手に「頑張ってね」「良い結果が出ると良いね」「明日は頼むぞ」と声をかけながらも、この声かけが本当に久しぶりだし、今まで極々普通のこういう言葉がを発していると、“あ、サッカーが観れるんだ。そこまできたんだ”と、じわじわといろんな想いがこみ上げてくるんですよね。

選手達はある意味サッカーバカ(笑)※選手達ごめんね。そんな人達が今まで散々やってきたサッカーが自由にできない日が続いて、いろんな事考えて苦しんでた選手もきっといたと思うんですよね。もちろんポジティブに捉えた選手もいただろうけど。でも、普通だったことが普通じゃなくなってしまったわけで、いろんなこと乗り越えて、それでこのバスに乗り込んでるんだろうなと思うと、こっちもいろんな感情が芽生えます(笑)まぁ勝手に僕がいろいろ考えているだけかもしれないけど…。
バスの見送り…自分自身も“やっとリスタートまでこぎつけた”と思えたし、こうやって選手がサッカーができる環境が少しずつ整ってきて再開を迎えられるんだと思うと、本当に嬉しいし、ここまで支援、協力してくれた人達に感謝しかないなって…。

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「土産は勝点3 私たちがついている」という幕。こういったことも今後は栃木SCのフロント名物みたいにしていこうってみんなと話したり…。なんか前に進んだ感が半端ないです。※フロント野崎君、良い仕事してくれました(笑)

そんな想いでバスの見送りをしていたわけですが、もう一つ目的が…。

これ、“新人研修”にしようと…(笑)

幕を持つのは今年新卒で入社した篠原君と福島さん。

二人とも他クラブのサポーター経験はあるんだけど、栃木での試合が行われる雰囲気とか、そういったのはまだ感じられていなかったと思うので、仕事ではありますが、他クラブのことは忘れてもらって栃木の選手達に幕の両端を持って、気持ちを伝えるという行為。まぁ、栃木なりの良い新人研修が思いついたなと思っています(笑)泥臭いかもしれませんが…(笑)
あ、勘違いしないで欲しいんですけど、踏み絵的なことではなく、あくまでも「どう?」という問いに対して選択してくれたことですからね。さすがに弾幕持たせるパワハラだ…と言われるのはきつい(笑)

この感染拡大の最中に知らない土地に来て、働き始めて、二人とも思い描いてた社会人1年目のスタートではないとは思うけど、こういうことしながらも栃木を好きになってもらって仕事を楽しんでもらいたいと思ってます(笑)

はぁ〜、やっと再開…。なんかバス見送ったら疲れがどっと出てきた感じがしますね…これからなのに。

改めて今シーズンも栃木SC選手への後押しを宜しくお願いします。そして日本のサッカーをバランス良く盛り上げていきましょう!


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