習近平新時代中国特色社会主義思想・学生読本・小学低年級 p.49

本文:只有从小严格要求自己,长大才能有所作为。我们要熟记社会主义核心价值观,将它铭(ming2)记在心,体现在行动中。

意訳:小さい頃から自分に厳しく要求してこそ、成長してからようやく何かを成し遂げられます。私たちは「社会主義の中心的価値観」(社会主义核心价值观)についてよく理解し、それを心に刻み、行動の中で体現しなければなりません。

注釈:
①严格要求自己
:自分に厳しくすること。作文のテーマになることが多い。
②有所作为:すべきことをして、成果を挙げること。鄧小平は「韜光養晦,有所作为」という外交政策を提唱した。《孟子・離婁下》「人有不為也,而後可以有為」。
③社会主义核心价值观(社会主義核心価値観):2017年に、習近平が《十九大報告》で提唱した理念で、国家レベルの目標として「富强」「民主」「文明」「和谐」、社会レベルの目標として「自由」「平等」「公正」「法治」、個人レベルの目標として「爱国」「敬业」「诚信」「友善」という、合計12個の価値概念からなる。


吹出:你记住社会主义核心价值观的12个词了吗?我考考你吧。

意訳:「社会主義の中心的価値観」の12語を覚えているかしら。ちょっとテストしてみましょう。

吹出:……

意訳:……。


図解:习近平爷爷五六岁时,和妈妈到书店买了几本关于岳(yue4)飞的小人书。到家后,妈妈就给他讲有关岳飞精忠报国、岳母刺字的故事。听完故事后,年幼的习近平问妈妈:“把字刺上去,多疼啊!”妈妈说:“是疼、但心里铭记住了。”
  习近平爷爷后来回忆说,“精忠报国”4个字,他从那个时候一直记到现在,也是他一生追求的目标。

意訳:習近平お祖父様は5~6歳の時、お母さんと本屋に行って岳飛に関する絵本を何冊か買いました。家に着いた後、お母さんは習近平お祖父様に「岳飛精忠報国、岳母刺字」に関するお話をしてあげました。お話を聞いた後、幼かった習近平お祖父様はお母さんに「文字を刺青するなんて、すごく痛いよね!?」と聞きました。お母さんは「痛いわよ。でも、心の中に刻まれたでしょう」と言いました。
 習近平お祖父様は後々回想して、「精忠報国」の4文字は、その時からずっと今まで覚えていて、また一生追求する目標だと言いました。

注釈:
①岳
飞(岳飛):南宋の武将。貧農の出自ながら、武勲を重ねて出世し、軍閥の領袖となった。南侵する金朝に対して徹底抗戦を唱えるも、和睦派の秦檜に陥れられ、獄死した。後世、救国の英雄として「岳王廟」に祀られ、今も大勢の参拝者で溢れている。同廟は、大きな岳飛像の前に、後ろ手で縛り上げられて膝まづく秦檜夫妻の像がある構図で有名。
②小人书(小人書):ピクチャーブック。「连环画」(連環画)とも言う。中国で出版されていたイラスト主体の児童書。A8からB7サイズのペーパーバッグで、1ページにつき1コマの大イラストがあり、その下に場面を説明する文章が書かれている。内容は男児向けで、《西遊記》や《水滸伝》といった伝統文学や、歴史故事、共産党員や人民解放軍の活躍を描いたものが多い。50~80年代前半にかけて数多く出版されたが、その後は日本文化解禁により流入した漫画文化に駆逐され、衰退していった。21世紀に入ると再評価され、古書としての価値も高まったが、今では新たに刊行されることはほとんどない。
③岳飞精忠报国、岳母刺字:岳飛の母親が、岳飛の背中に「精忠報国」の四文字を手づから刺青したという逸話。


語録:要做一个好人,就要有品德、有知识、有责任,要坚持品德为先。你们现在都是小树苗,品德的养成需要丰富的营养、肥沃的土壤,这样才能茁壮成长。现在把自己的品德培育得越好,将来人就能做得越好。

意訳:立派な人になるには、品徳・知識・責任感を持っていることが必要ですが、〔三つの中では何より〕品徳を保つことを先にしなければなりません。皆さんは、今は全て小さな苗木で、品徳の養成には豊富な栄養と肥沃な土壌を必要とし、そうしてやっとスクスクと成長できるのです。今、自分の品徳を育てておけば育てておくほど、将来より立派な人になれます。

出典:2015年6月1日,习近平「中国少年先锋队第七次全国代表大会」講話
注釈:
①好人:いい人、立派な人
②茁壮成长:植物がすくすと成長することから、子供が健康に成長することに例える。《孟子・萬章下》 孔子嘗為委吏矣,曰「會計當而已矣」。嘗為乘田矣,曰「牛羊茁壯,長而已矣」。位卑而言高,罪也。立乎人之本朝,而道不行,恥也。

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