Ⅱ.習近平新時代中国特色社会主義思想・学生読本・小学高年級 p.51

接受帮助

助けを受け入れる

典拠:2014年5月30日、習近平が北京市海淀区民族小学校で行った講話。そのなかで、少年少女が「現代の中国的価値観=社会主義の中核となる価値観」を身につける方法として、「记住要求、心有榜样、从小做起、接受帮助」と言っている。
参考:习近平〈从小积极培育和践行社会主义核心价值观

本文:接受帮助,就是要听得进意见,受得了批评,在知错就改、越改越好的氛围中健康成长。

意訳:「助けを受け入れる」ということは、〔他人の〕意見を聞き入れ、批判を受け入れ、過ちに気付けばすぐに改め、どんどん改めてどんどん良くなっていくという雰囲気の中で健全に成長することです。

注釈:
①帮助:
助ける、手助けする、支援する。助け、手助け、支援。「救ける」とは、また違う。
②听得进(聴得進):聞き入れる。
③批评(批評):批評する、批判する、叱責する、意見する。批評、批判、叱責。中国語の“批判”は、「厳しく批判、叱責する」
④越改越好:“越~越…”(~するほど…)は初級中国語の最後に登場する文型としてお馴染み。直訳すれば「改めれば改めるほど良くなる」。


本文:一个人不可能十全十美,总是在克服缺点、纠正错误的过程中进步的。不要嫌父母说得多,不要嫌老师管得严,不要嫌同学们管得宽,首先要想想说得管得对不对、是不是为自己好,对了就要听。有些事没有做好,这不要紧,只要自己意识到、愿意改就是进步。自己没有意识到,父母、老师、同学指出来了,使自己意识到愿意改也是进步。

意訳:個人は完全無欠にはなれませんが、欠点を克服し、過ちを正す過程で常に進歩していくのです。両親の小言が多いことを嫌がってはなりません、先生の指導が厳しいことを恨んではいけません、同級生があれこれお節介を焼いてくることを鬱陶しがってなりません。まずは〔その人達の〕言っていることや指導が合っているかどうか、自分のためになるか否かを考えてみなければなりません。もし合っていたら、すぐに聞き入れるべきです。うまくできなかった事があったとしても、大丈夫です。ただ〔自分の欠点や過ちを〕自覚し、改めようという気持ちになりさえすれば、進歩なのです。 自分では気付けなかったけれど、両親や先生、クラスメートが指摘してきて、〔それで〕自覚して変えようという気になることも、また進歩なのです。

注釈:
①说得多(説得多):
口数が多い、口うるさい。ここでは主語が両親(父母)なので、小言と意訳した。
②同学们管得宽(同學們管得寬):「クラスメートがあれこれお節介を焼いてくる」「同級生がやたらあれこれ口出しをしてくる」。同僚に尋ねたところ、“同学们管我的事管得太多,没必要。还不太一样。但是同学们对我的事是真的关心,太过于关心,超出人与人之间的界限”とのこと。

図解:“自己的房间要自己收啥。” “知道了。”

意訳:父親:「自分の部屋は自分で片付けなさい」。児童:「分かった」

図解:“作业必须按时交。” “好的。”

意訳:教師:「宿題は期限どおりに提出しなければなりませんよ」。児童:「はい」

図解:“未成年人不能去网吧。” “那我们回去吧。”

意訳:同級生:「未成年はネットカフェに行っちゃ駄目なんだよ」。児童:「じゃあ帰ろう」

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