Ⅱ.習近平新時代中国特色社会主義思想・学生読本・小学高年級 p.47

2.德不可空谈

2.「徳」は絵空事ではない

典拠:2014年5月4日、習近平が「北京大学师生座谈会」で行った重要講話。曰く:
道不可坐论,德不能空谈。于实处用力,从知行合一上下功夫,核心价值观才能内化为人们的精神追求,外化为人们的自觉行动。青年有着大好机遇,关键是要迈稳步子、夯实根基、久久为功。心浮气躁,朝三暮四,学一门丢一门,干一行弃一行,无论为学还是创业,都是最忌讳的。

本文:核心价值观,其实就是一种德,既是个人的德,也是一种大德,就是国家的德、社会的德。

意訳:中核となる価値観とは、実は一種の「道徳」(徳)であり、個人の「人徳」(徳)であると同時に、一種の「大徳」、つまり国家の「徳」であり、社会の「徳」でもあるのです。

注釈:
①核心价值观(核心価値観):
核心的価値観、中核となる価値観。中国共産党によって12項目にわたる社会主義の中核となる価値観が提唱されている。
②个人的德(個人的徳):個人に求められる徳目。中国共産党は、爱国、敬业(※勤労)、诚信(※誠実)、友善(※友愛)の4項目を定める。
③国家的德:国家に求められる徳目。中国共産党は、富强(※富国強兵)、民主(※民本主義)、文明(※文明開化)、和谐(※調和)の4項目を定める。
④社会的德:社会に求められる徳目。中国共産党は、自由、平等、公正、法治の4項目を定める。


本文:习近平爷爷说,只要是中国人,就应该自觉培育和践行社会主义核心价值观。他到北京市海淀区民族小学参加活动时曾讲道:“少年儿童如何培育和践行社会主义核心价值观呢?应该同成年人不一样,要适应少年儿童的年龄和特点。我看,主要是要做到记住要求、心有榜样、从小做起、接受帮助。”

意訳:習近平お祖父様は、中国人である限り、社会主義の中核となる価値観を意識的に培(つちか)い、実践していかなければならないと言っておられます。お祖父様は北京市海淀区民族小学校に行かれて学校行事に参加なさった際、「少年児童は、どうやって社会主義の中核となる価値観を培い、実践すればいいのでしょうか。大人とは違い、少年児童の年齢や特性に適したものであるべきです。 私が思うに、要は要求されていることを覚え、心の中にお手本となるものを持ち、小さい頃から始め、〔周囲の年長者からの〕助けを受け入れることです」と、お話しになられたことがあります。

注釈:
①北京市海淀区民族小学:
1890年創設の小学校。2020年には「为北京2022年冬奥会和冬残奥会奥林匹克教育示范学校」に指名された。
②少年儿童~接受帮助:2014年5月30日、六一国際児童節の直前、習近平は北京市海淀区民族小学を訪問し、児童たちのまえで講話を行っている。

参考:習近平〈从小积极培育和践行社会主义核心价值观〉(北京市海淀区民族小学主持召开座谈会时的讲话、2014年5月30日)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?