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【第2回】コマンドラインを最短で学ぶ(仮)

前回、僕がPythonの勉強をはじめたらコマンドラインにどっぷりハマってしまった話をしました。
今回はコマンドラインを習得するためにやったことをまとめておきたいと思います。
前回に引き続き、あくまでも現段階での備忘録なので間違っていたり、これを読んでもっと効率的な方法があとから見つかったら逆に教えて下さい。
というわけで(仮)。

こんな人におすすめ

・コマンドラインって言葉は知ってるけど便利なの?
・プログラミングに興味があるけど何から初めていいかわからない。
・普段の仕事でMacを使っているけど単純作業を効率化したい。

そもそもコマンドラインとは

wikipediaでは

コマンドラインインタプリタ[注釈 1] (英: command line interpreter) は、コンピュータのコマンドライン、すなわち、ユーザによりキーボードなどから入力される文字列の行(ライン)のコマンドを解釈し、オペレーティングシステム(以下、OS)やプログラミング言語処理系などに渡す、コマンドラインインタフェースであり、キャラクタユーザインタフェースを構成する要素である。OSの標準ユーティリティとしてはコマンドラインシェルがあり、いくつかのプログラミング言語処理系が持つそれに関してはRead-Eval-Print Loopも参照。

とあります。なるほど、わからん。
つまり、かんたんに言うと普段マウスでポチポチやってる事(GUI)を
やろうと思えばキーボードで(CUI)すべてできますよ!ってことです。
キーボード入力で作業ができれば、同じ作業を繰り返す場合にマウス入力より自動化しやすいメリットがあります。

さてそのコマンドラインを習得する上で欠かせないのがLinuxOSの存在です。
後述しますが僕がコマンドラインの勉強をする上でめちゃくちゃ為になった本があります。その本の内容を履修するためにLinuxOSを使用するので
これから勉強はじめてみようかなって人はLinuxOSのいずれかのディストリビューションを準備しましょう。

おすすめのLinuxOSはUbuntu

結論から言うと、Linuxが初耳の人はUbuntu一択でいいと思います。
今使っているPCに仮想化OSで動かすにしても、古くて使ってないとか中古で安く手に入れたPCを使うにしても、です。
理由はWindowsやMacを使っている人にはやさしいGUIも使えてOSインストールと日本語化がとても簡単だから。
他のディストリビューションについて詳しく知りたい人は「Linux」「ディストリビューション」とかで検索してみてください。情報がいっぱい出てきます。Ubuntuで満足できなくなったら使用用途にあわせてCentOSやDebianなど好きなのを使えばいいと思います。
若干の語弊がありますが初心者目線で言うとLinuxOSである以上はどのディストリビューションでも基本的にコマンドラインは使い方が全部一緒だからです。

PCの性能によって重たい場合

Ubuntuは比較的動作の軽いなOSですが、とはいえ近年リッチなGUIデスクトップ環境が標準でインストールされています。
PCによっては性能的に厳しく、動作がもっさりすることがあります。
その場合は更に軽量なUbuntu派生OSのXubuntuがおすすめ。僕もXubuntuを使用していますが10年近く前の古いコンパクトデスクトップPC、2コアCPU(2Ghz)でもストレスなく普通に使えています。
インストール方法は「Xubuntu」「インストール」で検索すれば賢い人たちが丁寧に説明してくれているので参考にしてください。
参考になりました。ありがとうございます。

実際のコマンドライン習得はこれ1冊でほぼ完結する。

OSが準備できれば実際にコマンドラインを使いまくりましょう。
といっても何から始めたらいいのか。
ネットで検索しても初心者には最適な情報を見つけるの難しいところです。
僕もそんな感じでしたがこの1冊を見つけて解決しました。

詳細は本書に譲りますがコマンドラインを使うにあたって概念的な説明から実際のコマンドの使用方法を丁寧にかつ、わかりやすく書かれています。
初心者にもわかりやすく書かれています。
実際にコマンドを入力しながら進める内容になっているのでより理解しやすいと思います。
KindleまたはKindleアプリを持っている人は是非Kindle片手に進めてください。間違いなく本より捗ります。

本書の注意点
この本は2015年発売で若干古く、CentOSを使用して進められています。
本文ではCentOSを推奨していますが最新のCentOS8は2021年12月31日でサポートが終了します。CentOS7は2024年まで。
そのため先述しましたが僕はUbuntuをおすすめします。
本書ではCentOSとDebianの差分コマンドは別途併記してくれています。
それを記述すればUbuntuでも問題なく動作します。

本書はコマンドラインシェルにbashというシェルのみ使っています。
このbashはMacにも標準インストールされているのでMacのターミナルで使用できるものが多いです。

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この本で身についた知識はMacでも応用できます。
とはいえいきなりMacでコマンドラインの練習はしないでくださいね。
システムに必要なデータを気付かずに削除してしまったり最悪OSをぶっ壊しかねないので。
ちなみに僕はAdobeアプリの全キャッシュデータを誤って削除して背筋が凍りました。

まとめ

・初心者はUbuntu使っとこ
・「新しいLinuxの教科書」やれば捗る
・bashはMacに応用できる

いつも通りとりとめなく長々と書きましたがコマンドラインはとにかく使っていて楽しいです。
カメラに例えるとGUIはオート撮影、CUIはマニュアル撮影みたいな。
プログラムの仕組みを理解してPCを「使えている」感覚が得られています。これが楽しくてたまらん。
僕はPCが動く仕組みが少し理解出来ることで、コードを書いたり構文だけでは理解できていなかった、なぜコードが動くのか?というプログラムの本質的な部分がある程度明確になり習得効率が上がったと感じています。

この場をお借りして「新しいLinuxの教科書」著者である三宅 英明氏、大角 祐介氏両名に深くお礼申し上げます。ありがとうございました。

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