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カメラマン オットの自己紹介…の前に。

はじめまして。香川県観音寺市でフリーカメラマンをやっているオットこと境大輔(さかい だいすけ)です。

仕事柄、様々な業種の法人さんや個人の方にお会いすることが多いのですがカメラマンとしてはかなり特異な経歴を歩んできたため、毎回自己紹介に困る。ちゃんと理解してもらおうと自分の説明をするとまじで30分はかかるほど。

フリーランスとして独立してから4年も経つのに、です。客観的に見ても、いまさら感が半端ないですが自分の概要を言語化するために改めて自己紹介をまじめに考えました。
考えた結果、めっちゃくちゃ長くなりました。
上手くまとめることは僕の文章力では難しかったので2つにわけることにしました。ご容赦下さい。

そもそも「カメラマン」の説明がシンプルにできない…

シンプルに説明できない理由のひとつとして、「カメラマン」という職業が一般の方にはその実情が知られていないことが挙げられます。
「カメラマン」は「医師」と同じで大きい分類区分なのです。

「医師」に内科医や外科医、歯科医など様々な専門医がいるように、写真だけとってみてもポートレイトを専門にしている人や風景写真家、建築写真家、動物写真家にブライダルカメラマンなど専門とする撮影は様々です。
しかし、医師のように専門が違えばまるっきり機材が変わるわけではないのがカメラマン。メーカーや機種は違えど同じカメラを使用しています。詳しくない人からすればそれぞれ違うはずのカメラマンが同じように見えてしまうのもまた「カメラマン」という職業をわかりづらくしている要因だと思います。

さらに、同じカメラを使っているので大体のカメラマンは専門外の撮影もそれなりにこなせてしまう。当然ながら結婚式の撮影であれば広告写真を専門にしているカメラマンはブライダルカメラマンに敵いませんし、その逆もまた然り。

映像も同じようにドラマやえいg…以下同文。

前置きですでに長くなりました。しかし、このカメラマン事情をご存知の方って本当に一部なので自分の説明をちゃんと理解してもらおうと思うと必要な予備知識です、ご了承下さい。

私オットは何を撮っているカメラマンか

そして僕は何を撮っているカメラマンか。
冒頭で自己紹介に困っていると書いているので、察しの良い方はもうおわかりかと思いますが僕は何かに特化して専門としている分野がありません。
写真も撮りますし、映像も撮ります。

写真では家族写真が好きで撮影していますしご依頼も多く頂きます。
しかし依頼があればイベント撮影や建築写真、プロフィール写真、過去には旅雑誌の風景写真なんかも撮影しています。
長々と前置き語っといて節操無しかよ!って声が聞こえてきそうですが理由があってですね、主には3つ。

・地方ではそこまで専門性を問われる撮影の需要が少ない。
 そして少ない需要では収入的に厳しい。

・仮にあったとしても収入源を1本化してしまうと経営的リスクが大きい。

・地元の方から依頼を受ける際に色々できるオールラウンダーの方が
 重宝してもらえる。

もちろん比較的人口の少ない地方でも何かしらの専門で生計を立てているカメラマンさんもいらっしゃいます。極端な例を言えば造船所の進水式専門で撮影している方もいるくらいです。
しかし僕の場合は上に書いた3つの要因が絡み合って現在はお問い合わせを頂ければ写真、映像問わず(内容次第では丁重にお断りする事もありますが)全力でお応えすることを基本スタンスとしています。

理由はいろいろあるけれど

世界の距離がインターネットを通じてぐっと短くなり、テレワークが普及してきたこのご時世に、あまり地方地方言うのもどうかと自分でも思います。
しかし、仕事で東京へ行ったりすることもありますが、やはり物理的な距離があり、人口の多寡でコミュニティに漂う空気感も変わってきます。

この香川県という地で自分なりに個人事業主として悩み、カミさんに助けられ、たくさんの人たちに協力してもらいながら試行錯誤して4年間やってきた結果が今のフリーランスでフリースタンスなカメラマンかな、と。
過去にはサラリーマンの経験もあり、今よりも収入が安定していた時期もありました。それでも今の生活は家族に恵まれた部分がかなり大きいのですが好きな事で食べられるくらいの稼ぎがあって怠惰にならない適度なストレスもあり、しっくりきているのが率直な感想です。

無理矢理まとめ

カメラマンとしてお客さんへの向き合い方というか仕事への考え方みたいなものをつらつらと垂れ流してしまったので、まとめようもありません。
しかもクリエイターとして肝心な製作するものへの考え方が一切語られていないので次回はそのあたりもちゃんと言語化したいと思います。

自己紹介を書き始めたはずなのに自己紹介にたどり着く前にこんな惨状になってしまったので本題の自己紹介である僕はどんなカメラマンなのよ?って話は長くなったのでまた次回に。
最後までお付き合い頂いた方、本当にありがとうございました!

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