「増量したい人」に知ってほしいことです。

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

パーソナルトレーニングと聞くと、
「ダイエット」を連想する人が多いですよね。
大手パーソナルジムをはじめ、
多くのパーソナル専門ジムは、
”ダイエット効果”をアピールしています。
それだけ、肥満やメタボに悩んでいる人が多いということ。

しかし、”痩せている”ことが
コンプレックスの人もいます。
特に男性の方だと、
”あまりに細い”と、
その体型に悩んでいる方もいます。

もし、あなたが
「体を大きくしたいな」
という人であれば、
パーソナルトレーニングを利用するときの
”注意点”
をお伝えします。

”60日間のプログラム”では、筋肥大の成果はなかなか出ない!?

ほとんどのパーソナル専門ジムは、
「60日間、週2回のパーソナルトレーニング」
というパッケージです。

パーソナルトレーイングで、
「正しいエクササイズ動作」
を習得することはとても有効。
”筋肉に的確に刺激を与える”
という点で効果的です。

でも、”60日間で筋肥大達成”というは、
期間的にちょっと短い。。。
正直、難しい。。。。

トレーニングを始めると筋肉は成長します。
まず、”神経系の発達”が先に起こります。
”神経と繋がってる筋肉繊維のセット”
がより多く使えるようになる。

実際に”筋肉が肥大”していくのは、その次。
トレーニングをすることで、
筋繊維は損傷します。
そこで”栄養・休養”を取ることで、
筋繊維は修復する。
ダメージに負けないように、
筋繊維は少しだけ太くなって修復していきます。
筋肥大の成果が見えてくるのは
早くても3〜4ヶ月目くらいからです。

パーソナルトレーニグに通うからと言って、
あまりに短期間で筋肥大の成果を期待するのは、
ちょっと現実的ではありません。

もし、パーソナルトレーニングを活用するなら、
”定期的”にかつ、ある程度、”継続的”に
パーソナルトレーニングを受講する。
それがやりやすいような
”サービス内容や料金体型”
を提供しているジム
を選ぶことをオススメします。

パーソナルトレーナーにも得意/不得意がある。

「どんな悩みにも完璧に応えてる」
こんなパーソナルトレーナーがいたら最高です。
しかし、実際は、人それぞれ”得意分野”があります。

・アスリート寄りの人なら、パフォーマンス向上が得意。
・メディカル寄りの人なら、障害予防やリハ系が得意。
・ボディメイクよりの人なら、減量、増量が得意。

とこんな感じです。

どのトレーナーも、
一般の人に比べれば、
フィットネスのことに関しての
知識・経験を有しています。
要は、より特化した専門性があるということです。

この辺はお医者さんと一緒です。
どのお医者さんも僕らより、
傷病に関して詳しい。
とはいえ、整形外科の先生が、
脳神経系の手術はしないですよね。

指導を受ける前に、
トレーナーの方の
バックグランドを調べたり、

実際に、得意なトレーニング指導は
何のか聞いてみたり
するといいです。

「なんでもできますよ」
とあっさり言うような人は、
逆にちょっと信用できないかな。。。
と個人的には思ってます。

トレーニング初心者の場合、当然、目標達成までにさらに時間がかかる。

筋肉を太くしていくためには、
●外的なストレス(重量)
●内的なストレス(ホルモン分泌)

が必要となります。
この状況を作るためには、
それなりの”運動強度”と”運動量”が必要。

運動経験が少ない
トレーニング初心者の場合、
基礎体力が
”どうしても低い”

傾向があります。
従って、対応できる
”運動強度”
も限定的
です。

「身体を大きくする」
ということは、
減量と同じく
それなりに大変な作業です。

トレーニング初心者の方は、
・高いトレーニング強度
・多いトレーニング量
のトレーニングセッションを
いきなりこなせることはできません。。。。
普通に途中で潰れるか、
終了後の疲労が抜けず、
しばらくトレーニングが
できない状況になることも。

まずは、一定基準のトレーニングが
普通にこなせるようになるまで、
全身の筋力トレーニングや
持久系のトレーニングを
並行して進めることを勧めます。

「先にある
”ハードなトレーニング”
をこなせる体力を作ること

をまず優先して行うべきです。

先天的な”太りにくい体質”もあることを知る。

アメリカの医師・心理学者の
ウィリアム・シェルドン博士が提唱した
人の体型を分類する方法があります。

ジェンドル博士は、人の体型を
・骨格
・筋肉量
・代謝量
などの要素で区分しています。

ざっくりとですが、
「エクトモルフ=スリムな人」
「エンドモルフ=ポッチャリな人」
「メソモルフ=ガッチリな人」

と分類されます。

自分の体型を確認できるサイトもあります。
(英語版ですが。。。)

質問に答えていくと、
3タイプの、どれに分離されるのか
確認できますよ。面白いです。

痩せていて悩んでいる人は、
「エクトモルフ=スリムな人」
と分類され、
このタイプの人は、
”優れた代謝と解毒システム”
を持っているといいます。
言い換えると、痩せている人は、
良くも悪くも効率的に
エネルギーを消費する。

痩せ型の人が肉が付きづらいのは、
こうした背景があるのですね。

しかし、
・どんなトレーニングをしているのか?
・どんな物を食べているのか?
で、影響されることは間違いありません。

僕も、若い頃は
BMI=19
の痩せ型でした。
でも、約1年間で、
BMI=21
まで増量できました。

次の記事では、
僕の経験も含め、
増量するためのポイントを
お伝えしたいと思います。

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