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指導が成功するかは「信頼」を得られるかにかかっている!

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

トレーニング指導はある意味、教育です。
教育が成功するためには、

指導者 × 受講者 × 頻度

この3つの要素の掛け算が必要です。

パーソナルトレーニングに限定すれば、

●受講者(お客様)
⇨ 一定上のやる気を持っている。
じゃないと、通常のフィットネスジムよりも
高価格帯のパーソナルに足を運ばないですよね。

●頻度は、現実的(時間、予算など)な制限がある。

と、この変数を動かすことは難しい。

結論、
●指導者=自分を変える。

この変数を大きくする。
そうすると、掛け算の積が大きくなります
よね。

ここで重要なのが、受講者からの信頼を得ること。
トレーニング指導は受講者からの信頼なしに、
成功することはかなり難しいです。。。。

信頼の定義。

信頼とは、

”相手や対象に対し
 自分の期待した通りの結果が
 帰ってくることが信じられること。”
(ウィキペデイアからの抜粋)

です。

信頼をえらえれる指導者の前提

受講者の方が、
・頼りにしている事
・任せてくれた事
を確実にこなし、途中で投げ出さず
期待を裏切る事をしない。

トレーニング指導者であれば、
受講者の体を変えることが使命。
・方法論や実技の指導。
・受講者の行動管理のサポート。
この辺が期待されていることではないでしょうか。

期待通りの行動を示す。
当たり前のことを
当たり前に遂行できるか。

ここが大前提です。

最初から指導者が信頼されるための要件

最初から信頼を得るのは難しいこと。
今までに面識もなければ、
何も関係性がないですからね。

初対面でもある程度の
信頼が得られるケースは、
・過去の実績
・指導者の人柄

に優位性があるかどうかです。

過去の実績とは、
●専門知識の証明
⇨ 専門教育期間を修了している。
  専門資格を有している。

●指導実績/経験
⇨ 指導歴
 指導セッション数
  指導対象のバリエーション
(世代、性別、競技性、目的、etc)
 
この辺は、もちろん、
無いよりはあったほうがいい物。
あると初対面の印象は
正直、変わりますよね。。。

一方、指導者の人柄。
一言で言えば、
”誠実”であることが、
やはり、一番、大切。

初対面時に、正直に全て話ができるか。
いいことも悪いことも含めてです。
どんな指導者も得意・不得意があります。
自分を変に大きく見せようとするのはNG。
どこかで破綻します。

話の内容もですが、
同様に見た目の印象も大切。
・清潔感のある服装や身だしなみ。
・落ち着いた声のトーンや話し方。
・安心感を与える表情

など。
表情や声のトーンなど、
話し方は”慣れ”の部分もありますが、
普段から清潔感のある身だしなみを
心がけることはできます。

信頼は得たいけど、依存になるのは間違い。

お客様から信頼を得る。
頼ってもらうのはありがたいことです。

でも、依存になるのは間違いです。
依存とは、頼るだけでなく、
よりかかる位に指導者に
執着する状態
です。

指導者がいなくなってしまうと、
今の生活(トレーニング)ができなくなる。
これでは本末転倒です。

”魚を与えるのではなく、
魚の釣り方を教える。”

最終的に自立してトレーニングを
できる状況に持っていくのが
パーソナルトレーナーの仕事
です。

正しい「信頼」を勝ち取るために。

「信頼」には積極的な選択が含まれる。
これが依存との大きな違いだと思います。

基本的なルールや
価値観を教えてもらったら、
それを参考にして、
自らの考えで選び行動する。

これが正しい「信頼」です。

常に期待を上回るものを
提供できるように自分をブラッシュアップ。
受講者の話を聴いて、状況を理解する。
そして、受講者にあった現実的な解決策を提示する。

正しい信頼を得られれば、
トレーニング指導は
自ずといい方向に進んでいきます。

自分が指導したトレーニング方法で、
成果が出ることは大切。
でも、それ以上に、
受講者が永続的に
自分でトレーニングできる
・知識、方法を覚えてもらう。
・環境を整えてもらう。
方が、もっと大切です。

全く運動経験がなかった人が、
「パーソナル終了後に自分でも
 トレーニングできるように、
 自宅の近くにあるフィットネスクラブを
 見学してきました!」
と報告してくれたり、
パーソナルトレーニングを修了した人から
「教わったことを続けて、
 血糖値が改善しました。
 病院からの処方薬が必要なりました!」
と報告を受けたりすると、
”この仕事をしていて本当によかった”
と感じます。
結論は、やはり自分自身が常に学び続けること。
新しい知見を貯めていくことが大切です!

指導者 × 受講者 × 頻度

この積を最大化しましょう!

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