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【未就学児運動教室】子供の成長を感じる瞬間と指導の難しさを感じる瞬間と。

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしています。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

今年度は、合計8回、
幼稚園にお邪魔して、
年中、年長の子供たちを対象に、
運動教室を開催しています。

つい先日、年中組と一緒に運動。
年中組の園児たちと会うのは3回目。
前回実施から、約半年くらい経っている。。。

ちょっと緊張しながら、
園児たちと対面。
まず感じたのが、
園児たちの成長。

年中組なので、今年4歳になる子供たち。
もちろん、まだまだ”自由”です。。。
でも、園での活動、行事などを経て、
”集団での行動”にどんどん適応していると
強く感じました。

・1箇所に集まる。
・話を聞く。
・指示に従って行動を切り替える。
など、前回、会った時と
集団行動が大きく変わっている。
「子供の成長は早いなあ。。。」
としみじみ感じてました。

今回は、リズム能力にフォーカスした内容。
・音楽に合わせて、簡単なステップワーク。
・ステップリングを活用した連続ジャンプ動作。
・長縄を超える、通過する。
みたいな課題を準備してみました。

音楽は効果的でしたね!
できるできないは別として、
みんな音楽に合わせて、
体を動かしてくれます。

プロでも、場面によっては、
練習中に音楽流したりしますよね。
集中力アップや
モチベーション維持に
音楽の力は有効です!

最初にいい雰囲気で進められたので、
その後のエクササイズも、
結構、順調に進んでいきました。

課題を前にして、
ちょっと不安そうな顔をしてる子も、
いざやってるみると、
結構できるということに"気づく"。
ステップリングを連続ジャンプで通過した後に、
笑顔になってるのが印象的。
こうやって、運動することを楽しいと感じてくれればO.K.
将来の体育の授業や、スポーツを楽しめればいいなと。

徐々に、課題を難しくしていく過程で、
「間違った・・・」
「できなかった・・・」
といいながら、
何度も繰り返し課題に挑戦する子も。

実施者主導で課題に取り組む。
指導者は見守る、取り組むように促すだけ。
「教えすぎない指導」は、「帰納的」な学習方法。
コオーディネーショントレーニングの目指すところです。

一方で、やはり未就学児童を教えることの難しさも。
「レディネス」がまだまだない世代。
それぞれの課題に対して、
取り組む集中力が持続しません。

子供の集中できる時間は、
未就学児:年齢+1分程度
小学校低学年:15分程度
と言われています。

全体で45分の運動教室。
そりゃ、最初から最後まで
集中はできないですよね。。。

後半になればなるほど、
課題が難しくなっていくほど、
自由に動き回る子供たちは増えます。。。

・複数エクササイズを準備
・難易度を段階的に準備
・適度に休憩を挟む
といった感じで、全体を細切れにして
コントロールしたつもりですが、
最後まで集中力持続とはいかず。。。。

進行の仕方やエクササイズのチョイスなど、
課題と環境設定をもっと工夫しないといけないかな。。。
と再認識した部分でもあります。

いろんな世代と運動をすることは、
指導者にとっても経験。
普段、接することのない大人と、
一緒に運動することは、
子供にとっても経験。

双方にとってメリットのある活動ではあります。
僕個人、子供たちは正直苦手。。。
でも、今年度、もう1回、運動教室の機会があります。
外部環境:「環境と課題」をもう少し考えてみます。。。


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