見出し画像

岩手県初の屋内トランポリン施設に行ってみた。

こんにちは。Dice Trainingです。
岩手県でトレーニング指導を生業にしてます。
アメリカ留学中にNSCA CSCSを取得。
留学中のインターンシップも含めると、
トレーニング指導に携わって20年以上になります。

以前、何かの番組で関東の
”トランポリン専用アミューズメントパーク”
が紹介されていて、
”一度、行ってみたいな”
と思っていました。

隣県にあるというのは知っているたのですが、
岩手県にはまだなく。。。。
今の状況だと、県外への不要不急に移動は
控えた方が無難ですからね。。。

しかし、今年5月に県内、
しかも、割と自宅から近くにオープン!

つい最近、行ってみたので、
・施設の概要
・エクササイズとしてのトランポリンの効果
・実際にやってみた感想
を書いていきます。

「やはばアスレチックパーク Jampaland」

行ってきたのは、
「やはばアスレチックパーク Jampaland」
です。

公式サイトはこちら↓

岩手県初のトランポリン専用アミューズメントパーク。
家族で行ってきました。

利用方法は、
・事前予約(人数制限あり)
・90分間の入れ替え制
・初回時に専用の滑り止めが付いた靴下を購入。

料金は、
大人:1,700円/1人
小人:1,200円/1人
(休日料金です。)
靴下:500円/1足

ただ、親子パックというプランもあるので、
うちの家族の場合、
利用料トータル:4,000円
靴下4足:2,000円
でした。

現状、一度の利用人数は、
30名までに制限されてます。
土曜日の15:00〜の回に行ったのですが、
お子さんの同行者として見学されている方も含めて、
ちょうど30名くらいが利用だったかなと。

スペースの広さを考えると、
”混んでる”でも”空いてる”でもない感じ。
変に待ったりすることもなく、
お互いに譲り合いながら、
ストレスなく遊べた印象です。

設備は、
・トランポリンプール
(複数の小型トランポリンを並べたスペース)
・ウォールトランポリン
(競技用トランポリンの横に壁を設置したものが2面。)
・スポンジピット付きトランポリン
(スポンジを敷き詰めて飛び込めるスペースがついてるものが2面)
・バトルピット
(平均台の上で、ウレタンバーを使って落とし合うやつです。)
・スラックライン
・ボルタリング壁

といった感じ。
(詳しくは公式サイトをご確認ください。)

メインはやはりトランポリンスペース。
下の三つはおまけ的な感じですね。

トランポリンのトレーニング効果

天候に影響されず、
また、室内でもできるということで、
ミニトランポリンが、話題になることも。

実際、ミニトランポリンを使った、
スタジオレッスンを提供している
ジムもありします。
そんなトランポリンによるエクササイズ効果は、

① 脂肪燃焼効果

トランポリンの運動強度は、
ウォーキングと同程度
と言われています。
なので、体格にもよりますが、
大体、1時間継続した場合、
150〜200kcal前後の
エネルギー消費が期待
できます。
そんなにびっくりするような
エネルギー消費じゃないですよね。

一方、NASAの研究報告によると、
トランポリン運動は、ジョギングに比べて、
約70%ほど運動効率が高い
とされています。

もう一つ、家庭用トランポリン製造メーカーの
モダンロイヤル株式会社が、
帝京大学帝京大学スポーツ医学センターで
行ったテストによると、
トランポリン運動の5分間は、
ウォーキング1km分に相当
する
といった結果が出たそうです。

”どっちなんだい?”
って感じですが、僕がみた記事だと、
実施した内容が書かれていなかったので、
要は使い方次第かなと。
激しく使えば、それだけエネルギー消費はする。
そういう認識でいいのかなと。
少なくとも、一般的な有酸素運動と、
同程度かそれ以上の効果はあると考えて良いと思います。


② 姿勢保持/バランス能力の向上

連続してジャンプするためには、
空中での姿勢が大切
ここを維持するために、
結果、背骨をサポートする筋肉達、
腹筋群や脊柱起立筋、
骨盤周辺の筋肉が活用される

これは、日常生活でも同様ですよね。
いわゆる”抗重力筋”たちが使えないといけません。

また、空中での姿勢保持は、
バランス能力が問われます。
真っ直ぐ真上に連続して跳ぶ。
前後・左右に移動して連続して跳ぶ。
回転しながら跳ぶ。
これらの空中姿勢を維持するためには、
自分の体の位置関係を把握しなくてはいけない。
=バランス能力が問われるということです。

個人的にはバランス能力は、
「習うより慣れろ」
と思ってます。
体内の感覚受容器にいかに刺激を入れるか。
それで学習するものと考えています。
もちろん、バランスを保持するためのポイントは言えます。
でも、実践しないとその感覚を掴むのは難しいです。
まず、”やってみる”ですね。

これが崩れると連続動作が難しくなります。
競技トランポリンを見ると、
この点がよく理解できる。
まして、あの人たちは
いろいろな技を組み込むので、
正しい姿勢が取れていないと、
連続して動作することはできないですよね。


③ 下半身強化

トランポリンの反発力を使って跳ぶので、
自分の力を使わなくても高く飛べます。
しかし、
・より高く跳ぼう
・連続で跳ぼう
・空中で姿勢を変えよう(技を入れよう)
・違う地点に跳びながら移動しよう
と思うと、強くトランポリンを踏み込んで、
より強い反発力をもらわないといけません。

これには、なんだかんだ言って、
自分で力を発揮して、
トランポリンに働きかけないといけません。
そのためには、
・力を出すために姿勢を保持
・下半身の筋肉を中心に大きく踏み込む。
ちょっとしたスクワットのような動作が必須
です。

④ 単純に楽しい/ストレス発散

ウェイトトレーニングと同様に、
体を動かすことで、
・幸福ホルモン:エンドルフィン
・やる気ホルモン:ドーパミン
が脳内で出てきます。

多幸感や爽快感を味わうことができる。
これがいわゆるストレス発散につながる。

トランポリンの場合、
さらに非日常の感覚(浮遊感の様なもの)を楽しめるので、
よりストレス発散ができるのではないかと思います。

90分間、トランポリンで遊んだ感想

まず、単純に楽しかった
うちの子供たちも満足してました。
いつもよりも高く跳べる感覚は、
面白いし、ストレス発散にもなります。

おそらく、脳からいろんなホルモン出まくりですね。

普通に数分間、跳んでるだけでも、
結構、息はあがってきます。

有酸素運動の様な効果はありますね。
休み休みでしたがら、
90分間で結構な疲労感はありました。

個人的に”気をつけたほうがいい”と
思ったことも書いておきます。

●トランポリン自体の表面
接合部分などは、全てウレタンマットなどで
覆われているので、安全性は問題ないです。
ただ、トランポリンの跳躍する面は
合成樹脂の様なもの。
倒れ込んだりして擦れると
”ターフバーン”のように
ちょっとした火傷みたいになります。

僕は、調子に乗って動いていたので、
勢い余って転がることも。。。。
半袖、ハーフパンツで行ったので、
普通に肘や膝を擦りまくっていました。
服装はちょっと気をつけたほうがいいかもです。

●慣れない動きで疲労や痛みが残ることも。

普段と全く違う感覚なので、
部分的に負担がかかる場合もあります。
例えば、トランポリン上での着地
普通に床の上でピタッと止まる感覚で
止まろうとすると、あらぬ方向へ。。。。
それを無理に制御しようとするので、
その瞬間に腰や膝に負担がかかったり。

あと、全く個人の問題ですが、
トランポリンのいろんな技に挑戦しようとすると、
やはり、うまくいかないので、
思わぬ衝撃が来る場合があります。

例えば、
「背中で落ちて、弾んで立ち上がる。」
トランポリンでよく見る技ですよね。
何度か挑戦してみたのですが、
うまく体を水平にして落ちれないので、
頭が急に振られてしまい、
首が”いきそう”に。。。
”やばい、むち打ちみたいなる。。。”
と感じて、ちょっと自重しました。

トリックに挑戦するなら、
指導者がいてくれたほうがいいですね。。。。
正しいポジションや、
ちょっとしたコツを教えてもらいたいです。

まとめ。

家族で行きましたが、
全員が楽しむことができました。

天候に左右されないし、
入場制限もある。
梅雨になるこれからの時期、
変に混み合わず、楽しく体を動かすのには
とてもいい施設
だと思います。
運動できる選択肢が増えるのはいいことですよね。

僕のお気に入りは、
スポンジピット付きのトランポリン。
普段できないアクロバット(バク宙)の
練習ばかりしてました。

画像1

最初、ビビりまくってましたが、
ピットの中に落ちるのは、
全く痛くないので、
後ろにまわる感覚を掴むのにはいいです!
普通にバク転/バク宙ができる様になりたい。。。。

お近くの方、興味があったら、ぜひ行ってみてください。

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。