腰痛症の方。トレーニングしましょう。

5月も、もう終わろうとしています。全国的にも活動自粛解除の方向へ。徐々に日常に戻るのでしょうか? 僕個人で見た場合には、完全にではありませんが、トレーニング指導の仕事も再開させてもらい、日々の活動は徐々に戻ってきています。そんな中、僕自身のトレーニング頻度/量も少しずつ戻しているところ。自粛期間に不調だった腰の状態も、逆に今の方がいいんです。整形外科的な疾患などではない限り、運動療法は状態をよくすることを再確認したところです。

4月末〜5月の連休明けまでは、ほんとに引きこもり状態。仕事はキャンセルだし、周辺の施設はすべて休館だし。家でパソコンなどの作業。同じような姿勢で動かない日々。どれだけ活動量が減っていたのか。。。。

僕は大学の頃にヘルニアになりかけたこともあり、腰椎(背骨の下の方)が丸まったり、反ったりするような姿勢でいると変な違和感/痛みが発生します。したがって、常に背骨を自然なS字カーブの状態に保っていなくてはいけない。椅子に長時間、座った状態の時などだと、腰と背もたれの間にクッションなんかを入れたりします。

でも、ベースは自分の筋肉できちんと背骨をサポートすることが重要だと思っています。なので、トレーニングは欠かせない。”一生続けないとダメ”だと個人的には思っています。

しかし、自粛期間中はそれがなかなかできない状況。おそらく、あんなに動かなかった期間は人生初です。動かないとどうなるか。ディトレーニングと言って、せっかく、トレーニングによって高まった身体能力は落ちていきます。トレーニングの原理原則である「可逆性の法則」ですね。まして、加齢もあるので、その落ち方は半端ないですよ。。。。そんなこともあり、背骨をサポートする能力=腹腔内(お腹の中)の圧力を保つ能力が落ちたために、背骨のポジションが保てず腰痛になる。こんな感じだったと思います。

背骨への荷重。これ結構大事です。重量を支えるために、背骨のポジションを意識しますよね。そして、それを支えるために、自然と腹筋群に力が入ると思います。ウェイトトレーニングは腹腔内圧を高めるのに、とても効果があるトレーニングです。

腹筋を強くするなら、腹筋運動をすればいいじゃんと思ってしまうかもしれませんが、こと、背骨へのサポート、つまり腹腔内圧のことを意識するなら、それなりの重量をかけたフリーウェイトの方が断然、効果が高いです。

腰痛症で悩んでいる方。是非、挑戦してほしい。もちろん、できる重量から挑戦です。しっかり内圧を高めることを意識する。きれいな姿勢を保つことを意識する。背骨のポジションが正しい位置になるなら、それだけでも変な腰痛は減っていきます。そのためにもウェイトトレーニング。 腹筋10回より、バーベルを担いだスクワット10回の方が絶対、効果ありますよ。

よろしければ、サポートをお願いします。情報発信するためのトレーニングセミナー開催費用や、ジュニア世代へのコオーディネーショントレーニング指導などの活動費として活用させていただきます。