オメガ−3系必須脂肪酸を摂ろう!【花粉症対策にもなります。】

世界的に感染症の影響でいろいろと情報が出ています。
まだまだ予断を許さない状況です。
引き続き、感染拡大しないように自分でできる行動は継続です。
さらに、今は季節要因で花粉症で苦しんでいる方も多くいらっしゃると思います。
僕自身は、そこまで重症にはならないんですが、目の痒みなどの症状があります。
妻は、毎年ひどいですね。目、鼻、喉の症状は、ほぼコンプリートです。
なので、今回はこういったアレルギー症状に効果が期待できる栄養素の話をしたいと思います。
それは、「オメガー3系必須脂肪酸」です!

オメガー3系必須脂肪酸とは?

昨今の健康ブームもあり、多くの方が既にご存知だと思います。
”油”と聞くと、あまりいいイメージを持っていない方もいるかもしれませんが、体に絶対必要な油はあります。細胞膜や内分泌系の材料になるものもあるので、全く摂取しなしと逆に健康を害する場合もあります。

特にオメガ−3系の油は、その中でも摂取すべき油の筆頭。
体内で自分で作ることができない栄養素です。
多く含む食品・製品は、
・魚介類(サバ、鮭、かに、牡蠣など)
・植物油(エゴマ油、アマニ油)
・種子類(くるみ、アーモンドなど)

などです。主な期待される効果は、
・細胞膜や血管の柔軟性をよくする(心疾患などを抑える)
・血中の中性脂肪を低下させる(生活習慣病の予防)
・体内の炎症反応を抑える(アレルギー症状の緩和)

などになります。

アレルギーのメカニズム

とても簡単に説明すると、アレルギーとは、
「体の中に異物が入ってきた時の過剰反応」
です。
誰もが異物に対しての免疫反応を持っていますし、
それに対する抗体を作り出します。

花粉症などのアレルギーは、この抗体が多く作られ、マスト細胞というものに結合する。アレルギー症状を引き起こす化学物質(ヒスタミンなど)が放出される。
と言う反応が体内で起こっています。
この化学物質が大量に放出されてしまうと、いわゆる炎症反応を起こし、
様々な症状(かゆみ、鼻水、鼻詰まり、くしゃみなど)が起こります。

対応策として

なので、アレルギー症状を抑えたいなら、
・アレルギーの原因を体内に入れない。(花粉症ならマスクや眼鏡の活用)
・抗体が細胞にくっつくのを妨げる。(処方薬の活用)
・炎症反応を抑える(処方薬や栄養素を活用)

の三つが大きな対応策かと思います。

症状が本当にひどいなら、専門医の診断を受け、薬を処方してもらうことを勧めます。また、今は、市販の薬も揃っているので、用法・容量を守って活用するのもありだと思います。
ただ、症状が軽微なら、普段の栄養素で対応するのがベストだと考えます。
薬購入の費用、また薬は、程度の差はありますが副作用は否定できません。
なので、本当にひどい時だけ、薬をうまく活用し、それ以外は生活習慣(食習慣)の改善で対応が望ましいと、個人的には思っています。

オメガ3系必須脂肪酸を積極的に摂る。

食事から普通に油は体に入っています。
同じ必須脂肪酸であるオメガ6系は必要量を勝手にとっている傾向になるようです。ただ、オメガ3系は少ない。。。。
理想的な比率は、(書籍によって、ちょっと数値が違うんですが)
オメガ3:オメガ6 = 1:2〜3
なのですが、実状は、
オメガ3:オメガ6 = 1:6〜10
くらいの比率らしいです。
なので、かなり意識的にオメガ3系必須脂肪酸を食べるべきです。
・1週間のうち、2〜3回は魚メインのメニューにする。
・エゴマ油やアマニ油を活用(両方、熱に弱いので生食が望ましいです。サラダやスープにそのまま入れるだけでO.K.です。)
・間食などに素焼きのナッツを取り入れる
などすると、オメガ3系必須脂肪酸の摂取量は増えていきます。
そして、適正な必須脂肪酸の比率に近づけていきましょう。
そうすることで、花粉症などのアレルギー症状を軽減することも期待できます。

食習慣は継続することが大事

栄養療法のように、食事を見直して行動していくことは、
症状の改善には少し時間がかかるかもしれません。
薬のような即効性はやはり低い。
でも、続けることで体は変わります。
これは間違い無いです。
運動療法も同じです。
即効性はないかもしれません。

でも、食事を見直す。
ちょっと運動を生活に取り入れる。
体は徐々に変わり始めます。
医療費の増大は個人の問題、そして、今は国の問題でもありますよね。
自分の健康のために、また、国の医療費削減のために、自分の行動をちょっとだけ変えてみましょう。


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