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お台場ヴィーナスフォートでXRサービス「XR Campus - イベント」によるバーチャル空間実証を実施

  TIS 株式会社の XR サービス「XR Campus - イベント」を活用し、 3 月末に閉館予定の森ビル株式会社が運営する お台場ヴィーナスフォートとシンボルプロムナード公園を舞台に、バーチャル空間を活用した実証を行います。

<企画内容>
お台場バーチャルフェスティバル
- VenusFort最後のイルミネーションと春のシンボルプロムナード公園を360度配信!-

<開催日時>
2022 年 3 月 12 日(土)・13 日(日) 11:00~20:00

<撮影場所> 
※本イベントはオンラインで開催します。
イルミネーション:お台場ヴィーナスフォート
(住所)東京都江東区青海1-3-15
公園:ウエストプロムナード(シンボルプロムナード公園)

そこで、今回の実証を担当している加藤里奈さんにインタビューをしました。

「XR Campus - イベント」でできるようになること

 イベント会場に360度リアルタイムカメラを配置し、オンラインから撮影・配信した空間を参加者がアバターで自由に回遊したり、オンラインの参加者同士や現地会場にいる人と相互にコミュニケーションできるハイブリッドイベントを開催可能なサービスです。
 既存の多くのオンラインイベントでは、他の参加者が表示されないため、リアルのイベントで感じられる「賑わい」「興奮」を伝えることは困難でした。しかし、「XR Campus - イベント」では、アバターが空間内を行き交い、リアクションや音声でのコミュニケーションが共有されるため、イベントならではの活気や賑わいといった場の雰囲気を伝えることが可能です。
 これにより即売会など、場の盛り上がりを感じながら買い物を楽しむイベントやライブなどを、リアルとオンラインのハイブリッド形式で開催することができます。

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図 企画イメージ


実証の内容

 「XR Campus - イベント」アプリを利用し、ヴィーナスフォートの最後のイルミネーション「VenusFort Illumination-Thankful Carnival-」を、オンラインで360度自由な角度から観覧することができます。参加者はアバターで表示され、空間の中で参加者同士会話をすることが可能です。
 空間内に掲示されたパネルで、ヴィーナスフォートやお台場にまつわるエピソードを楽しみながら、噴水広場のショーや空の明るさの変化を鑑賞できます。
 また、XR空間内でTISのXR決済サービス「XR Pay」を使った購買体験を実施します。
 1999年のヴィーナスフォートオープンから営業している人気の蜂蜜専門店「ラ・メゾン・ド・ミエール・ナミキ」がバーチャル空間内に出店し、本イベント限定のギフトセットやお菓子を販売いたします。
 

 さらに、毎年3月中旬ごろからチューリップが咲き誇るシンボルプロムナード公園の様子(イベント直前に撮影した映像)も配信しており、穏やかな春の公園の様子をオンラインで楽しむことができます。


<参加方法>
スマートフォン、PC にアプリをインストールしていただくことで体験可能です。ユーザ登録は不要でどなたでもご参加できます。
アプリは以下の QR コード・リンクからインストールしてください。
アプリを起動して、「Start」ボタンを押すと、イベントID入力画面が表示されます。
イベントID:「odaiba2022」と入力し、「Search」ボタンを押してください。
※3/12(土)のイベント当日までは、IDを入力してもイベントは開催されておりません。

キャプチャ

[Windows 版]
https://xrce-haihu-public.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/XRCampusEvent-Viewer.zip


お台場という場所で本実証を行う意義


 日本全国、さらには海外からも親しまれているお台場という場所が、現在コロナ禍で来訪客が減少していると伺っています。そのような中、オンラインで安全に現地におでかけができる体験を提供することで、なかなか現地にいけない人たちとの架け橋になり、お台場が新しいスタイルで活性化していく一つの方法として、寄与できればと考えています。
 また、今回の実証は、Digital Innovation Cityの取組の一つです。今回の実証を経て、お台場の他のスポットはもちろん、東京、日本、さらにはグローバルへと広がっていく、その一つのきっかけになればと考えています。


「XR Campus - イベント」の特徴

 「XR Campus - イベント」は、まるで現地にいるかのような体験を目指し、現地とコミュニケーションを重視しています。まず、現地という視点では、いわゆるクリエイティブな3DCG空間というよりは、現地をどう活かすかに着目しています。具体的には、リアルタイムで現地をバーチャル空間化したり、一番見せたい瞬間をバーチャル空間化したり。これにより、現地を最大限生かしたオンラインやハイブリッドのイベントができ、またケースによってはコストやリードタイムも効率化することができます。
 コミュニケーションという視点では、リアクションや音声でのコミュニケーションにて相互に共感が表現できることを重視しています。音声ではオンラインの人同士、オンラインと現地の人同士の会話ができ、音声遅延もストレスをほぼ感じないレベルを実現しています。


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図 画面イメージ



今後の展望について

 まるで現地にいるかのような体験ということで、直近まずはオンラインでのおでかけ体験の確立に取り組んでいますが、今後はよりオンラインと現地がシームレスである体験にも力を入れていきたいと考えています。2030年、世界中のいろいろなスポットへ、どこからでも身近な人とおでかけする共体験ができる、そんな世界の実現に向けて、日々チャレンジしていきます。

 
 皆さんぜひ、 3 月 12 日(土)・13 日(日)は、バーチャルでお台場におでかけしてみてください!

加藤さん

加藤里奈
TIS株式会社にて、管理会計などのシステムエンジニアリング、経営分析・経営施策・中期経営計画策定推進を経て、2019年よりウェルネスケア・XR領域など複数の新規事業立ち上げを牽引。2021年よりXR事業の責任者として事業化にチャレンジ中。

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