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【読書記録】自分を開く技術

今回は今までに書いてきた3冊とは違い、「the ビジネス書」といった感じの本ではなく、一人のプロサッカー選手が書いた本について綴ろうと思います。

まずは著者の伊藤壇選手について。

伊藤選手は日本のJリーグをはじめとしたアジア18ヵ国で、代理人をたてずに自ら契約&プレーしたプロサッカー選手です。
もうすでに引退してしまいましたが、アジア各国をサッカー選手として渡り歩いてきたことから、「アジアの渡り鳥」と呼ばれています。
本書では伊藤選手の生い立ちや各国のプロリーグについて、また契約の際の交渉術などについても述べられており、他のどのサッカー選手にも書くことのできない1冊になっています。

この本を実際に読んだのはたしか大学1年生か2年生の頃だったのですが、最近パラパラと読み返してみたら、サッカー以外のフィールドでも活かせることが書いてあったので、今回noteに書いてみようと思いました。

◎before:買ったきっかけは衝動買い

大学に入るまではタイやシンガポールなど、日本以外のサッカーリーグについては何も知らなかったのですが、当時タイでサッカー選手として活動されていたサッカー部のOBの方が練習に参加しに来たことをきっかけに、私もアジアのサッカーリーグに興味を持ち始めました。

そんな中、この本に出会いました。本の帯を見て、「はじめに」をパラパラ見て、衝動買いをした気がします。

こんな日本人がいることに衝撃を受けました。
そもそも、アジアで18ヵ国って言われても、プロサッカー選手としてプレーができる国を18ヵ国も挙げられないし。

◎気づき:①自分との向き合い方

本文からの抜粋になりますが、

・弱い部分と向き合わなければ、本当の自分の力は手にできない。
・優れた部分や強い部分は放っておいても出てくるから、それが自分のほとんどだと思いがち、しかし弱い部分は裏で常に出番をうかがっている。

弱い自分は出てくる隙をうかがってるという第三者視点で自分を見ているこの表現、すごいわかりやすい。
漫画とかに出てくる、自分の中の天使と悪魔みたいですね。

②弱い自分の封じ込め方

自分の弱点を理解するのは多分みんなできると思います(就活の自己分析とか)。
しかし、弱点を克服するとなると一気に話が難しくなる。

そこで本書で述べられているのが、
自分の弱さを封じてくれる、その弱さにとっての「天敵」を見つける
というテクニック。

弱い自分がいなくなるのを時間に任せるのではなく、自ら封じ込める。
なるほど、これはまた新しい発想です。

弱い自分だって無敵じゃない。だから、弱い自分が満足するまで頭の中にいさせるんじゃなくて、「天敵」に追い払ってもらうってことですかね。

◎ToDo:「天敵」探し

まず今後も自己分析。定期的に、月1くらいで振り返ってみます。振り返りのためにも、仕事で使うノートに、弱さがいつどんな時に出るか、言語化することから始めます。

また、自分の弱点については就活していた時期にある程度割り出せました。
次はその弱さの「天敵」探しです。

同じく学生時代に、ストレングスファインダーという本を使って自分の強みとその活かし方について書きだしたことがあります。
それと見比べて、弱さにとっての「天敵」になるか検証してみます。

「天敵」になりそうになかったら、会社で上長に相談してみます。

ストレングスファインダーについてはこちら↓

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「the ビジネス書」ではない本からも今の自分に活かせそうなことがあると、認識を改めました。
今まで読んできた他のサッカー選手の本や小説も、時間を作って読み返してみます。

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