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嘉代子がー??

\ 大好きーーーっっ!!!! /

……はい。という訳で、本日は前回の記事の終わりに予告していた遠征の話題である。

七月七日、七夕。私は都内某所にて豪華な屋形船に乗り込んだ。【吉澤嘉代子 10周年だよ! 七夕屋形船ショー】に参加してきたのである。

私はシンガーソングライター・吉澤嘉代子(よしざわかよこ)さんの大ファンである。まっっっじで大好きなの。愛してる。なお、本来であれば私より歳上の方かつ超絶大スターではあるのだが、敢えてこれ以降は敬愛の念を込めつつ「嘉代子ちゃん」と呼ばせて頂く。

私が嘉代子ちゃんの音楽に出会ったのは2020年の春頃。たまたまYouTubeで他の動画を観ていたら、関連するおすすめとして『未成年の主張』という持ち歌を弾き語りする嘉代子ちゃんの動画が自動再生されたのだ。

駅のホームで人目も憚らずにギターを掻き鳴らし熱唱する彼女を見た時、最初は「変な歌手!」と思った。しかしよく聴いてみるとギターの演奏がめちゃくちゃ上手いし、歌声も凄くチャーミングで可愛らしい。まあ、それでご飯を食べている方なのだから当たり前の話ではあるのだが。

それから私は「この人は他にどんな曲を歌っているのだろう」と思い、手当たり次第アップロードされている動画を観たのだが……そうして気付けば彼女の存在を知ってからなんと僅か二週間でファンクラブに入会していた。なお、普段私は滅多にファンクラブの類には入らない。他にも好きなアーティストはいるのだが、いざファンクラブに入ろうとなると費用対効果の面を物凄く考えてしまい、結果として「やっぱりやめておこう」という結論に至ることが多い。なのでそんな倹約家(というより守銭奴)の私が光の速さでファンクラブへの入会を即決するのはかなりレアなケースである。

しかし「では、一体嘉代子ちゃんの何がそれほどまでに貴女を引き付けているの?」と問われると、それはかなり答えに難儀する。歌声が可愛い、紡ぎ出す歌詞が可愛い、ライブやイベント等での仕草が可愛い……等々色々あるにはあるのだが、最もたる理由は自分でもよくわかっていない。恐らくはもうフィーリングや運命といった非科学的な境地での一目(一耳)惚れであろうと思う。いや、そもそも「好き」を語るのに理由を説明すること自体がナンセンスなのかも知れない。

そんなこんなで今夏、公式ファンクラブ『ほうきの会』の会員だけが参加できる七夕屋形船ショーに行ってきた。屋形船ショーは昨年から始まった企画なのだが、昨年は生憎金曜日という飲食業の人間は確実に休めない日取りであった為に泣く泣く涙を飲んで諦めた。今年は店休日である日曜日の開催であった為に勇んで応募し、見事当選を勝ち取った。

船着き場で入場者特典であるオリジナル手拭いとステッカーを頂き、いざ乗船するとテーブルに所狭しと並べられた江戸前の料理の数々が我々を待ち構えていた。そもそも屋形船自体今まで一度も乗ったことがないのでその時点でテンションは爆上がり。こんな豪華絢爛なご馳走を食べながら嘉代子ちゃんの歌を間近で聴けるなんて……!

美味しかったご馳走

着席後は同じテーブルに座っていた会員の方々に軽く挨拶し、それとなくぽつぽつとぎこちない会話を交わす。そうしている内に、その日の演出担当兼司会進行役である『ザ・ぷー』の街角マチオさんの高らかなアナウンスと、その日の主役である我等が愛しの嘉代子ちゃんのアナウンスが聞こえてきた。そして程なくしてお二人が我々の目の前に登場されたのだが、そこでまず兎に角驚く。

……は??めっっっちゃ近っ!!!!

今まで嘉代子ちゃんのライブには何度か参戦しているが、未だ嘗てない至近距離でそのお姿を拝めることにびびり散らかした。それもそのはず、乗っているのは日本最大級の屋形船ではあるが、とはいえ数々のライブ会場に比べれば圧倒的に面積は狭い。もうその時点で「何とかもやし生活を送って旅費とチケット代を捻出できて良かった!」と思って泣きそうになった(大貧民)。

なお、主役と司会のお二人の登場後は間もなく班(座席)対抗のクイズゲーム大会が開催された。座席は10人ずつのテーブルに分かれており、全12班で戦う。そして見事優勝したテーブルの班員は嘉代子ちゃんとドリンクグラスで乾杯ができる。そして結果はなんとなんと……私が座っていたテーブルが優勝!可愛い可愛い嘉代子ちゃんが烏龍茶の入ったグラスを片手にやって来た。そして私がおずおずとビールが入った自身のグラスを差し出すと、嘉代子ちゃんのグラスがかちんと触れた。その瞬間に「えっ?幸せすぎるのだが?私は今日この船を降りた瞬間に死ぬのか?」と思ったのは言うまでもない。

その後、船はお台場付近に停泊。そこでは嘉代子ちゃんとのツーショットチェキ会が行われた。乾杯ができただけでも僥倖なのに、並んで写真を撮れるとは何たる神イベントだろう……なおチェキ会の際には回収スタッフの方を通して手紙やプレゼントを渡せるシステムがあった。その時の為にお手紙を書いたり、六花亭のお菓子を買ったりしておいて良かった。

お台場の絶景

私の番がやって来ると嘉代子ちゃんが笑顔で「こんばんは!あっ、10周年だ!」と話し掛けてくださった。「10周年」というのは五月に行われた嘉代子ちゃんのデビュー10周年記念のライブで販売されたメモリアルTシャツのことで、私は当日それを着ていたのだ。その言葉に嬉しくなって私が「そうなんです、10周年のTシャツで……今日は札幌から来ました!」と返すと嘉代子ちゃんは目を見開いて「ええーっ!?そんな遠くから!ありがとう〜」と驚いていた。もう……可愛すぎ。可愛すぎるて!もうこれは下船した瞬間に死ぬかも知れない。ていうか死んでも良い……等々と考えている間にシャッターはあっという間に切られ、私はチェキを受け取って嘉代子ちゃんにもう一度会釈をした。なお受け取った写真には天使のように可愛い嘉代子ちゃんと、まともな笑顔を作る間もなく妙に気色悪いにやけ顔になってしまった残念なアラサー女が写っていた。南無三。

チェキ会の終了後はお待ちかねの弾き語りライブタイム。ライブはまず私が嘉代子ちゃんを好きになるきっかけとなった『未成年の主張』からスタート。もうその時点で泣きそうだった。四年前にYouTubeで嘉代子ちゃんを偶然見掛けた私に「未来のお前は物凄い至近距離でその曲を全身に浴びるように聴いているぞ」と伝えたくなった。その後は『涙のイヤリング』のコーラスを全員で合唱したり、司会の街角マチオさん書き下ろしの楽曲のお披露目があったり、マイク無しでの『東京絶景』の弾き語りパフォーマンスがあったり(これまた更に近くに来てくれて鳥肌ものだった)と、美味しく嬉しく楽しい夢のような二時間半はあっという間に過ぎていった。

屋形船ショーの最中は「今日この後死ぬとて、我が人生に一片の悔いも無し!」と思っていたのだが、船を下りるとスマホに『ほうきの会』からメールが届いていた。吉澤嘉代子、秋に全国ツアー開催決定のお知らせだった。そしてなんと札幌は2Daysかつ自宅から徒歩でも行ける場所での開催。両日とも平日なので職場に無理を言えば二連休も取れなくはない。

……生きねば。

ということで秋の楽しみもできたので、これから数か月は今回の七夕の思い出を胸に張り切って働こうと思う。なおここ数週間、屋形船でのご馳走も含め美味しいものや食べたいものを爆食しまくったせいで見事に激太りしたので、秋のツアーまでには何とかせめて3kgは痩せたい所存……おい誰だ今フラグとか言った奴。

それでは長くなってしまったが今回の記事はこの辺で。改めて、ほうきの会恒例の掛け声で締め括ろうと思う。どうぞ読者諸賢もご唱和を。嘉代子がーーー???

大好きーーーーーっっ!!!!

(特典の手拭いとステッカー。肖像権保護の為、チェキの嘉代子ちゃんのお顔はぼかしております。嘉代子が大好き♡)

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