うつな時に読む漫画「おやすみプンプン」

「おやすみプンプン」という漫画。
https://bigcomics.jp/series/ed6abb572575e

自傷、SEX、自己嫌悪、暴力、宗教など、
否定的に捉えられやすい内容を、鮮明に描いている。

そういった内容にフォーカスした漫画は案外多いが、共感できるものは少ない。
「なんか違うんだよな。ただ刺激的な描写を使いたいだけなのかな」
と思うことが多い。

見せ物みたいな描き方というか。
お前らこういうの好きだろ?みたいな。

一方、おやすみプンプンは、とても現実的だと思う。
世の中や人生に対するくだらなさ、やるせなさ。
逃避することしかできない状態。

世の中に疑問を持っている人やそれに苦しんでいる人がいれば、ぜひ手に取ってほしい。

良くないところは、自分ももう死んじゃおうかな、と思ってしまうところ。
それはうつの時に読んでいい漫画なのかって?
本当に本当に死にたくなってる人は読まないで。死んじゃうかも。

浅野いにおさんの他の作品には、映画にもなった「ソラニン」や、「デデデデ」などがある。
本人自身も悩みの多い人生だったんだろうなと思う。
性転換願望があったと、話していた時期もあったな。

やっぱり漫画を読むときに「共感できるか」は重要な要素だと思う。
うつの時読むと分かりみが多い作品、それがおやすみプンプンだ。

この漫画を教えてくれた浪人時代の寮の友達、ありがとう。


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