「自分が悪いことをしていないのなら堂々としてなさい。いつかあなたを傷つけた人に天罰がくだるから。いずれこの経験があなたを強くするから」 母が何度かわたしにかけてくれた言葉だ。 それは大体わたしが人間関係につまづいたときに発せられる。 幼い頃から周りの人と何かが違うと感じていた。それはわたしを見る周りの人の反応により確信へと変わった。 「ハーフ?」「何人?」「外人?」 なぜわたしは、わたし以外のみんなが最初に聞かれるであろう名前の前にこれらの言葉を投げかけられるのか。わたし
この記事を読んでいるということは、今あなたの目には間違いなく私が綴った文字たちがうつっている。 今わたしとあなたを繋ぐのはこの文字たちだけで、 あなたはわたしの顔も声も、表情や臭いも何も知らないし、わたしもあなたを知らない。 だけどそれは当たり前のこと。 でもすごいこと。 お互いを知らない者同士、物理的に離れていても、目に見えなくても文字で繋がっているのだから。 それはわたしが書くことをやめない限り、あなたが読むことをやめない限り続くし、どちらかがそれをやめれば終わる。