あなたとわたしを繋ぐもの

この記事を読んでいるということは、今あなたの目には間違いなく私が綴った文字たちがうつっている。

今わたしとあなたを繋ぐのはこの文字たちだけで、
あなたはわたしの顔も声も、表情や臭いも何も知らないし、わたしもあなたを知らない。

だけどそれは当たり前のこと。
でもすごいこと。
お互いを知らない者同士、物理的に離れていても、目に見えなくても文字で繋がっているのだから。

それはわたしが書くことをやめない限り、あなたが読むことをやめない限り続くし、どちらかがそれをやめれば終わる。

そんな文字だけの関係のあなたと、いやむしろ文字だけの関係だから、現実世界の目に見える人間関係では言葉にできない、言葉にすることのない何かをこの文字だけの世界で共有していきたい。