下っ端が社内に提案するための3つのポイント
社内で抱えている問題に対してトップから問題解決をするように考えろとお達しがあるのはよくあることですが、それですぐ提案に動ける人はいません。しかも問題に対して関心があった場合も、対策部署などが決められていない場合は自分で考えて提案するしかありません。
改善コンペもなく、それに関するMTGも資料作成の命令もなくただの下っ端が動くのは困難なことじゃないでしょうか。
口で言っただけだと流されてしまうし、丁寧に資料を作ってもはなから「面倒だな…」と思われてしまうのが目に見えております。
提案を”通す”には実は、誰が誰に言うかが重要です。上司が部下に言ったことは理不尽でも通りますし、新人が上司に正論を訴えても通りません。
では下っ端、新人でも提案を通すにはどうすれば良いのかご紹介していきましょう。
自分よりちょっと偉い人に根回しする
根回しというと聞こえは悪いですが、要は社内政治です。みんな経験の長いものの言うことに耳を貸したくなるのは当然なので、味方についてくれそうなそこそこ地位があるものに頼って、巻き込んでしまいます。一度相頼って意見をもらってしまえば、その後も他人事ではいられず手を貸したくなるものです。
提案の際には「〇〇部の〇〇さんとも話し合っているのですが」という必殺ワードを使うことを意識しましょう。
事例の多い提案であることを強調する
何かを変えることは面倒なこと。面倒なことをやるなら絶対効果があることがやりたいですよね?誰だってそうです。
つまりみんながやってない事はやりたくないのです。会社といえど、上司といえどこれは変わらないことになります。
同じようなことをやっている会社はないか?無かったとしても、無理矢理似ている事例だと結びつけることはできないか?これを探して提案に組み込みます。特に自社と似ている会社の事例なんかは食いつきが良いと思います。デザイン会社が外資系の真似をするより、まだ広告会社の真似をした方がきっとうまくいくと思ってもらえそうですよね。
空腹の時間は避ける
これは盲点だと思いますが、人はご飯を食べて満腹になると寛容になるもの。提案したいことについて上司に小出しにする際も、ご飯を食べた後なら良い気分で聞いてもらえて良い印象が残ります。
他にも朝が弱い上司なら朝は機嫌悪いだろうし、定時前だったら適当に流して帰りたいだろうし、月曜から聞くのは気が滅入るだろうし…と色々考えられるかもしれません。もしかしたら偏頭痛持ちの上司は、雨の日の機嫌が悪かったりしませんか?結局は感情でしか人は動かせないので、機嫌がいい時に提案をするようにしましょう。
まとめ
このnoteでは下っ端が社内提案をするときに気をつける3つのことをご紹介しました。大事なのは強い味方と、社会的な支持と、当人のゴキゲンです。
これらを疎かにすると社員全員がおかしいと思っていた制度でも、やめたり変えたりすることが難しくなります。
無駄に思えることでも、社内政治している俺カッコいい!くらいのイメージでコミュニケーションを行い、ひっそりと自分の思惑を推し進めていきましょう。
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